省エネ積立金制度による附属病院熱源改修

  • 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を

 本学では省エネ改修を進めていく仕組みとして「三重大学省エネ積立金制度」を平成29年度から導入しました。この制度はエネルギー使用者からその使用量に一定の割合(約5%)を出資してもらうことによりエネルギー使用量削減のインセンティブを働かせると共に同額を大学本部から出資し,この資金により省エネ改修を進める制度です。この資金をもとにESCO事業省エネルギーのさまざまな施策・設備・維持・管理などのサービスを提供する事業の総称で,エナジー・サービス・カンパニーの略称。
ESCO事業者が施設の省エネ改修の費用を負担する代わりに,一定期間,改修で浮いた光熱費から経費と報酬を受け取る方式が主流で,施設保有者にとっては,改修のための費用を工面せずに省エネ設備に切替えられるメリットがある。
の公募を行い,省エネ補助金ASSET事業(先進対策の効率的実施による CO2 排出量大幅削減事業設備補助事業)の採択を受け,平成30年8月に事業者とESCO契約をしました。

  ESCO事業のエネルギー削減の主な改修は附属病院熱源改修です。その中でも目玉となる改修は次の3つの改修です。〔附属病院 熱源改修フロー図による〕

①熱回収ヒートポンプの導入。この機械はとても高効率な省エネ機械で,冷水・温水同時に作る機能があり冷水を作りながらその際に発生する排熱を利用し温水も作ります。その逆の運転も可能なため1台2役の機械です。附属病院はスマートキャンパス事業のガス発電機の排熱を利用し24時間365日,冷水・温水両方を使い冷暖房空調していますが,少量の冷水・温水が必要な場合にも大型機械を運転することなくこの熱回収ヒートポンプで供給できるようになったため,これまで以上に省エネになりました。

  • 熱回収ヒートポンプ

    熱回収ヒートポンプ

②熱源リアルタイム最適化システムの導入。このシステムは外気温湿度の状況に応じ,熱源エネルギーが最も少なくなるよう冷温水の流量と温度を自動で調整してくれる最適化システムです。これにより CO2 削減量1,085t/年,エネルギー削減率4.5%を目指しています。

③各種ポンプのインバータ(モータの回転数を制御)化。これにより CO2 削減量347t/年,エネルギー削減率1.4%を予測しています。

熱源改修フロー図
熱源改修フロー図

TOP