卒業生の活動②

  • 14 海の豊かさを守ろう

<三洋テクノマリン株式会社勤務>杉浦 那木
(令和4年度卒業 生物資源学部 海洋生物資源学科)

在学中の活動の思い出

「日本最北端の地の碑」にて(R3.7.26)

 私は大学3年を終了してから1年間休学し、自転車で日本を150日ほど旅しました。
 旅に出ようと思った動機は、子供の頃から自然のなかで過ごすのが好きだったため、日本の自然を自分で体験したいと思ったことです。
 野宿をしながら1日100kmほど走り、研究に使うサンプルを集めながら北海道から鹿児島まで海沿いを周りました。道中でさまざまな立場の人と話し、時には助けていただいたことや、困難に直面し対応したことは、当時の狭かった自分の視野を広げ、今の自分を助けてくれています。
 特に印象に残っていることは日本の自然環境の多様さです。北海道の雄大な草原や紀伊半島の美しい清流、有明海の広大な干潟といった特徴的で豊かな自然環境を実際にみたことで、「この美しく多様な日本の自然を次世代に伝えていきたい」という思いが強くなりました。

現在の活動

 私は三洋テクノマリン株式会社に勤務し、環境コンサルタントの仕事をしています。現在は、主に海洋および沿岸域における自然環境(地象・海象・化学・生態など)の現状分析を担当しています。業務内容は、現場(主に海)に行ってデータや試料を採取し、そのデータをまとめて報告書を作成することです。

データ採取の様子(R6.5.29)

 大学時代は干潟の巻貝である「ウミニナ」の研究をしていましたが、現在の業務は海洋環境・海洋ごみなどの分野を担当しているため分からないことも多く、勉強することが多いです。勉強は大変なこともありますが、理解が深まるにつれ生物(生態系)と環境はつながっていることがわかり、そのような関係の奥深さを感じています。

在学生や本学を目指す高校生へのメッセージ

 大学はやってみたいと思ったことを実現できる環境です。自分がやりたいと感じたことがあれば躊躇せず、一歩踏み出してみてください。一人で実現不可能なことならば、周りの力を借りるのもよいと思います。やりたいことを実現するための過程で経験したことはきっと将来の役に立つはずです。
 皆さんが今後、すばらしい学生生活を過ごせることを願っています。

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