3環境・SDGsコミュニケーション
三重大学ESD-SDGsクラブ
- 2 飢餓をゼロ
- 4 質の高い教育をみんなに
- 11 住み続けられるまちづくりを
- 12 つくる責任つかう責任
- 14 海の豊かさを守ろう
- 15 陸の豊かさも守ろう
- 17 パートナーシップで目標を達成しよう
「三重大学ESD-SDGsクラブ」は、地域イノベーション学研究科の小西 凌代表を中心に、本学の在学生と留学生とともに朴 恵淑顧問(地域イノベーション学研究科客員教授)の指導のもと、専門分野の持続可能な開発目標(SDGs)の達成および循環型社会(サーキュラーエコノミー)創生・脱炭素社会(カーボンニュートラル)創生に関する研究活動をベースに、産官学民との連携による環境政策提言および国内外学会での研究・活動発表を通じた国際環境交流活動など、アドボカシー活動を行っています。
令和5年8月29日、9月6日、9月14日の3日間に渡り中部電力株式会社によって主催された「環境エネルギー塾」に参加しました。同塾には約30名の学生が参加し、三重大学ESD-SDGsクラブから5人が参加しました。カリキュラムとして、でんきの科学館、JERA 川越火力発電所、メガソーラーかわごえ、電力史料館の見学が行われ(1日目)、浜岡原子力発電所、御前崎風力発電所を見学、NUMO(原子力発電環境整備機構)講座受講(2日目)、長良川水力発電所見学・放射線講座を受講し、最終プログラムに、エネルギーミックスに関する参加学生間で熱心な議論(3日目)が交わされました。
令和5年9月1日から「三重グリーン購入ネットワーク(三重GPN)」の事務局として運営を担っています。この活動は、朴 恵淑顧問(地域イノベーション学研究科客員教授研究室)との協働事業として実施され、グリーン購入活動を通じた地域における持続可能な消費と生産の促進を目指しています。
令和5年10月18日には、ICETT(国際環境技術移転センター)との協働で、「世界の若手行政官とSDGsワークショップ」を開催しました。このワークショップでは、各国の若手行政官が集まり、持続可能な開発目標(SDGs)に向けた具体的なアクションについて議論し、共有しました。
令和5年10月21日には、トヨタ自動車と伊勢新聞との協働で、「トヨタソーシャルフェスin 松名瀬・三重2023」を開催しました。ESD-SDGsクラブのメンバーを中心に三重大学生、三重中・高校生、企業、地域住民の約150人が松名瀬干潟での海岸清掃活動と生物多様性の学習が行われ、地域の環境保護と生態系の保全について理解を深めました。引き続き、多様な生物が生息する伊勢湾最大級の松名瀬干潟の三重県初のラムサール条約登録を目指して積極的な活動を行います。
令和5年10月27日には、「中部電力テクノフェア2023」の見学会に参加しました。このフェアでは、中部電力の最新技術や製品が展示され、エネルギー分野の技術革新(アンモニアなど)について学ぶ機会を得ました。
令和5年12月10日に開催された、三重県最大規模の環境フェアの「みえ環境フェア2023」において、ESD-SDGsクラブがブース展示およびステージトークに参加しました。「みえ環境フェア2023」は、三重県地球温暖化防止活動推進センターを中心に、三重県・環境省中部地方環境事務所・経済産業省中部経済産業局の協賛で、温暖化防止月間の毎年12月に開催されます。三重県内の産官学民の56団体による63ブースの出展、約4,500人の来場者が集まり、多くの出展団体と積極的に交流しました。ステージトークでは、朴 恵淑三重県地球温暖化防止活動推進センター長でESD-SDGsクラブ顧問をファシリテーターに、安部 大樹ESD-SDGsクラブメンバーと県内高校生とともに、「持続可能なカーボンニュートラル社会三重創生と次世代人材育成」をテーマに環境トークを行い、これからのESD-SDGsクラブ活動のさらなる発展的展開に向けたすばらしい機会となりました。
令和5年度は、産官学民の連携による多岐にわたる環境関連イベントに参加し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進してきました。これらの活動を通じて得られた知見や経験を今後の活動に活かし、地域社会と協力しながら、さらなる環境保護と持続可能な発展を目指していきます。
また、今後も地域の各種団体や企業との連携を強化し、環境教育・研究・社会貢献啓発活動において、さらなる積極的・発展的展開を行います。