3環境・SDGsコミュニケーション
附属幼稚園の取り組み
- 2 飢餓をゼロ
- 4 質の高い教育をみんなに
- 15 陸の豊かさも守ろう
附属幼稚園では、幼児期から身の回りの環境に興味や関心を持ち、自分からかかわっていくことを通して自然に親しみを感じ、自然を大切にする気持ち、命を大切にする心を育むことが大切であると考え、自然を十分に感じられるよう園庭環境を整えています。自然物を活かした遊び、四季折々のよさが感じられるような遊び、野菜の栽培、生き物の飼育などの直接体験を通して環境教育につながっていく取り組みを行っています。
豊かな自然の中で夢中になって遊び、さまざまなことを感じ、気づき、試すことを繰り返すことを通して好奇心・探究心・思考力・表現力などが養われ、小学校以降の学習の土台となる力が育まれることが期待されます。
畑に使う堆肥を作ろう ~自然の営みや循環を知り生活に生かそうとする気持ちを育む~
附属幼稚園は「森のようちえん」と呼ばれている程たくさんの樹木があり、その樹木はたくさんの葉を園庭に落とします。子供たちはこの落ち葉を使って遊んだり、焼き芋やお餅つきをするときの焚き付けにしたりして使っています。それに加えて令和5年度から落ち葉をコンポスターに入れ、コンポスト堆肥を作る試みを始めました。
コンポスト堆肥を作る試みを始めてから、子供たちは熊手で集めた落ち葉をコンポスターに入れたり、ミミズを見つけると「ミミズさんは落ち葉を食べて、いい土を作ってくれるんだよね」とミミズをコンポスターに入れたりしています。また時々中をのぞいて「色が変わっている」「(量が)少なくなった」「土になってきたかな」など、見たこと思ったことを友達と言い合ったりして、堆肥ができるのを楽しみにしています。
幼稚園では、子供たちが野菜の種や苗を自分たちの手で植え、育て、収穫し、調理し、食べるという活動を通して食べ物(野菜)がどのようにして育ち、どのような過程を経て自分たちの口に入るのかということを、体験を通して理解しています。それは食べ物を身近に感じ、好き嫌いなく食べること、食べ物を大切にする気持ちにつながっています。堆肥作りをすることで畑の土作りから栽培に携わることができ、収穫の終わった野菜苗をコンポスターに入れることでまた新たな土ができるという「循環」も経験できると期待しています。このような取り組みを継続し、さらに充実させていきたいと考えています。
落ち葉を集める(R6.3)
堆肥を作る(R6.3)
ミミズを捕まえた!(R6.7)
野菜苗の観察(R6.5)
苗に水やり(R6.5)
野菜の生長を見る(R6.7)
野菜の収穫(R6.6)
野菜の試食(R6.7)