7環境関連の取り組みと評価
環境負荷
- 6 安全な水とトイレを世界中に
- 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 11 住み続けられるまちづくりを
- 12 つくる責任つかう責任
上浜キャンパス総エネルギー投入量
令和5年度の総エネルギー量は、原油換算量で令和4年度と比較すると2.2%増加しました。
総エネルギー量が増加した要因は、前年と比較して夏期の8月と9月の月平均気温が高かったことから空調設備のエネルギー使用量が増加したためです。
大幅なエネルギー使用量の削減に与したESCO事業で行った運用改善の内訳(抄)は以下のとおり
- 病院における空調設備の熱源リアルタイム最適化制御(複数の熱源の最適運転)
- CGS排熱回収ポンプのインバータ調整
- 熱源台数制御の運転順序調整
- 外調機の運転スケジュール調整
- 吹出温度設定の見直し
その他のエネルギー使用量削減計画
- 新規設備機器導入時における高水準の省エネ設備の選択
- 屋上緑化、壁面緑化および緑のカーテンの実施による空調負荷の低減(建物温度上昇の抑制)
- 事務室などの昼休み一斉消灯
- デコ活期間の延長
- 夏期一斉休業の実施
エネルギー使用量(原単位)(kL/㎡)
総エネルギー量(kL)
CO₂排出量(t-CO₂)
電気(MWh)
都市ガス(千㎥)
A重油(kL)
月別エネルギー使用量
下のグラフは上浜キャンパスの総エネルギー(電気・ガス・重油)使用量を原油換算し、各月の使用量として示したもので、本学がエネルギー管理を行う際の基礎資料として使用しています。
令和5年度におけるアニュアルの推移をみてみると、冬季の冷え込みにより一時的なエネルギー使用量の高まりが認められるものの、総体的には令和4年度に比べるとエネルギー使用量が増加しました。
上浜キャンパス水資源投入量
下表は上浜キャンパスにおける水資源投入量(水道使用量)をまとめたものです。
令和5年度は、前年度に比べて水資源投入量が8千㎥(約2.7%)増加しました。これは、教育・研究活動やクラブ活動の再開、イベント開催に伴う施設の利用が増えたことなど、コロナ禍に比べ大学の活動が正常化しつつあることに起因しています。
上浜キャンパス廃棄物総排出量
令和5年度の廃棄物総排出量については、前年度より可燃物と医療廃棄物が増加し、不燃物、廃プラ・粗大ごみなど、古紙類が減少しており、廃棄物全体として減少しました。また、本学は令和4年4月1日から施行されたプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律における多量排出事業者となり、排出の抑制・再資源化などに関する目標を定め、これを達成するための取り組みを計画的に実施しています。
廃棄物処分場の確認
「三重県産業廃棄物の適正な処理の推進に関する条例」の規定に基づき、廃棄物の処理を委託した先の施設を往訪して保管および処分の状況などについて確認しています。
令和5年度は、産業廃棄物処分場について現地を確認しました。
計量所(R5.12.25)
受入場所(R5.12.25)
手作業による分別(R5.12.25)
ふるい機(R5.12.25)
廃棄物の現状と対策
環境・SDGsマネジメントシステムの運用において下記のような紙の減量対策を行っています。
- 学内会議の資料の電子媒体化
- 稟議フローの電子化
- 不要書類の裏面活用
- 学内通知文書の電子メール化
- 各種資料の電子化と共通サーバーへの保管
- 印刷物の両面化
廃棄物のうち、リサイクル可能なペットボトル・カン類・ビン類は分別収集し、資源化し売り払いしています。
エコステーションを設置し、牛乳パック・インクカートリッジ・ペットボトルキャップを回収して資源化しています。また、古紙回収コンテナを学内3か所に設置し、回収した古紙は専門業者に委託処理してトイレットペーパーとして学内に還元されています。