環境影響調査・登録の手順と特定結果

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

 本学の環境・SDGsマネジメントシステムでは、毎年、翌年度の環境目標の設定に当たり、本学の「教育・研究・社会貢献・業務運営」活動の中で著しく環境に影響を与える活動の改善を考慮するため、環境影響調査を全ての部局および大学の業務運営に利害が生じる関係機関と学生クラブ・サークルを対象に実施しています。令和5年度は「令和5年度環境影響調査票」により実施しました。

・調査項目:
環境影響調査票
調査対象部局の主な活動、物品調達の有無、廃棄物の有無、使用するエネルギー、毒劇物・PRTR該当試薬の使用の有無など
・調査対象:
全ての各講座(ユニット)の研究室(医学部附属病院を除く)
・調査期間:
令和5年12月14日から令和6年1月19日
・調査範囲:
三重大学上浜キャンパス内(医学部附属病院を除く)
・実施主体:
国際環境教育研究センター
環境影響調査の結果抜粋(左R4調査結果、右R5調査結果)

環境影響調査の結果抜粋(左R4調査結果、右R5調査結果)

 環境影響調査の結果では、前年(令和4年度)と令和5年度は同じ傾向の結果となりました。これは良い状態を維持する管理体制の「環境・SDGsマネジメントシステム」が定着できていることが、同じ傾向の結果として表れていると考えることができます。これら結果は本学が設定する環境影響登録基準により環境影響評価を実施します。令和5年度は、環境に影響を与える項目(環境側面)155項目(主な使用化学薬品を含む)に関して、特に環境に影響を与える活動(著しい環境側面)を特定して調査・登録しました。なお、令和6年度の環境に影響を与える項目(環境側面)の調査に関しては、化学薬品管理システム「CRIS」の全学運用開始に伴い、主な化学物質薬品(96製品)は環境影響調査票からは削除する予定です。同じく、環境に影響を与える項目として、利害のある関係業種の29事業者の活動を「三重大学キャンパス内で使用または廃棄する、エネルギー・薬品使用・廃棄物と、事業者としてのCSR活動、SDGs活動への参加の有無」を調査し、著しい環境側面を特定して登録しました。

評価項目(環境影響)

 評価対象とすべき環境影響要素は、次のように区分しています。

  • 公害関連:大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、悪臭
  • 地球環境:資源枯渇、地球温暖化、オゾン層破壊、エネルギー消費、廃棄物
  • 環境保全への貢献:環境教育、環境研究、地域貢献、環境美化
  • 人体への影響:悪影響、好影響

 次年度の環境計画、環境目標の設定に活かすため「運用管理一覧(MU-R-8.1-1)」にまとめます。
 令和6年度の運用管理一覧は次の通りとなりました。

 令和6年度に向けた新たな項目として、「学生対象とした科学的地域環境人材(SciLets)育成事業」を取り上げ、目標を設定しました。

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