8マネジメントシステム

環境・SDGsマネジメントシステムの点検・環境内部監査と順守評価

　本学の環境・SDGsマネジメントシステムが、環境・SDGs方針に整合した環境の計画が策定され、それらが適切に実施し維持されて、意図した環境活動の成果が出ているのかを確認するために、環境内部監査を行います。令和5年度の定期環境内部監査は、令和5年8月8日(火)から9月12日(火)にかけて、5学部と事務部門を合わせた部局(13部局(環境ISO学生委員会を含む))を対象に環境のシステム監査とパフォーマンス監査を行いました。
　本学の環境内部監査は、環境内部監査員の資格を有する教職員ならびに、共通教育科目｢環境内部監査員セミナー｣を修了し、環境内部監査員の資格を有する一般学生が実施します。本学の教育機関である特徴を活かし、学生が本学の環境への取り組みを理解し環境活動をする機会を増やすため、積極的に参加していることが大きな特徴です。

環境内部監査員の養成および資格付与

　令和5年度の環境内部監査員養成研修は、教職員対象の研修を令和5年8月23日24日に実施をして20名に環境内部監査員の資格を付与しました。また、学生対象の共通教育の授業として前期(令和5年8月21日から24日)と、後期(令和6年2月15日から20日)の集中講座(90分×15コマ)が開催され11名の学生に環境内部監査員の資格を付与しました。

※令和6年3月1日現在、環境内部監査グループには303名(教職員271名、学生34名)の環境内部監査員が登録されています。本学の教職員の内、約13.1％(附属施設職員を除くと24.4％)が環境内部監査員を占めていることになります。また、監査員の資格を持つ卒業生・退職者・異動者合わせて751名の監査員を養成したことになります。学生の在籍は4年間と登録期間は短いため、現在は学生の数より教職員の監査員の比率が多くなっています。

教職員対象の環境内部監査員養成研修(R5.8.24)

環境内部監査

①環境内部監査員の教育研修

　令和5年度は、環境内部監査員を対象にした｢環境内部監査員対象研修会｣を、令和5年7月25日にオンライン形式の研修を実施しました。研修では、①三重大学環境・SDGsマネジメントシステムについて、②令和5年度環境内部監査の実施について、③｢環境内部監査チェックリスト｣についての解説を行い、監査員の役割を確認しました。

参考:環境内部監査員対象研修会で使用したスライド例

②定期環境内部監査

　定期環境内部監査を、令和5年8月8日(火)から9月12日(火)にかけて、5学部と事務部門を合わせた部局を対象にシステム監査とパフォーマンス監査を行いました。

　特に、前年度のISO14001審査で指摘があった施設部の監査には、国際環境教育研究センターの立石助教がリーダーを務め、SDGs－ESD部門長の水木准教授、化学薬品管理部門長の勝又准教授をメンバーとして、環境内部監査責任者の高瀬教授が参加する監査チーム体制で内部監査を行い、指摘に対する適切な対応と環境・SDGsマネジメントシステムの運用を確認しました。