Eco Green Campus学生委員会に改組

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 14 海の豊かさを守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

 学生が主体となり、キャンパス内外の環境活動に取り組んできた「環境ISO学生委員会」は活動内容を拡大し、その活動に合わせた名称を『Eco Green Campus学生委員会』に改組しました。

町屋海岸清掃

 町屋海岸は、本学から徒歩約5分の場所に隣接する海岸で、ペットボトルや注射針、家電製品など、さまざまな漂着ごみや不法投棄が見受けられ、過去にはごみの不法投棄が深刻な問題となっていました。このような状況を改善するため、当委員会では地域住民の皆さんと協力し、「素足で走れる町屋海岸」を目指して、年間5回の海岸清掃活動を実施しています。
 海岸清掃は、大学生から企業の方など、さまざまな年代、立場の人に参加していただいています。清掃活動だけではなく参加者同士が交流を深め、人とのつながりを築く場となることも目標としています。令和6年度は、雨天による中止の影響で2回の実施となりましたが、各回ともに100名以上の地域住民や三重大学生の皆さんにご参加いただきました。

第88回町屋海岸清掃の様子(R6.11.17)

 この活動が、日常生活の中でどのような行動が環境保全につながるのかを考えるきっかけとなることを願っています。
 町屋海岸清掃のWebサイトは、こちらからご覧ください。

町屋海岸清掃の協力者に感謝状を授与

 平成28年より毎回多くの三重中学校・三重高等学校の学生さんが参加し活動を盛り上げてくれています。町屋海岸清掃の趣旨を深く理解し、継続して参加していただいている三重中学校・三重高等学校の学生さんに対し感謝の気持ちを伝えたいという思いから、令和6年4月24日(水)、三重中学校・三重高等学校にお伺いし感謝状を贈呈しました。学生さんからは、海岸に多くの種類のごみがあり驚いたことや、海岸清掃をとおしてごみの分別に対する意識が高まったことなどの感想を聞くことが出来ました。

集合写真(R6.4.24)
金子センター長、多賀さん(高3)、小濱さん(高3)、鈴木さん(中2)、松本さん(高1)、野田中学校校長

放置自転車対策活動

<放置自転車対策>

 毎年、夏から冬にかけて所有者の不明な学内に放置されている自転車の回収を行っています。景観の悪化を防ぎ、駐車スペースを確保し、緊急車両の通行を阻害しないことが目的です。活動は夏休み期間中から始まり、放置自転車の台数調査を行います。9月に所有者が明確な自転車を誤って回収しないようにタグを張ります。11月下旬に自転車にタグが張られている場合は、自転車を数か所にまとめる作業を行います。移動後は各自転車が放置自転車であるかを再確認するために、担当者から自転車の持ち主を特定して連絡し返却を求めた学生に自転車を引き渡します。令和6年度は800枚のタグを発注して貼り付け作業を行い、計66台の放置自転車を移動させました。

<自転車の回収と譲渡>

 持ち主から返却を求める連絡がなかった自転車の中から状態の良いものは修理点検を行い、学生へ譲渡します。その他にリユースプラザにて卒業生などから回収した自転車についても、修理点検の後に学生へ譲渡します。回収から譲渡までの間に、防犯登録削除の申請や修理点検の依頼を行います。令和6年度に回収した放置自転車は修理点検に通過した1台となり、計4台の自転車を譲渡しました。

放置自転車回収の様子(R6.11)

<放置自転車廃棄>

 毎年、放置自転車の置き場を確保するために業者に依頼して放置自転車を廃棄しています。廃棄する自転車は前年度の放置自転車対策で移動させたものを対象としています。令和6年度は学内登録がされている放置自転車(教職員用を除く)を114台廃棄しました。

<活動の終了>

 法律の観点で防犯登録された自転車は、所有者が特定されるため自転車を廃棄することは難しいという指摘を受け、令和6年度をもって放置自転車対策を終了しました。そのため自転車班の活動はリユースプラザ、もしくは不要となった自転車の回収と学生への譲渡のみの活動となりました。また、放置自転車は令和6年度以前に回収したものが一部残っているため、それらの対処を令和7年度に廃棄する予定です。

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