ノウフク!
~農と福祉でつなぐ持続可能な地域社会~

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 15 陸の豊かさも守ろう

 本学のノウフク!は、令和4年に発足し、令和6年から本格的にサークルとしての活動をスタートさせました。現在は約15名の学生が所属し、「農業」と「福祉」を連携させる“農福連携”をテーマに、一般社団法人三重県障がい者就農促進協議会の方々と一緒に活動をしています。
 主な活動内容は、三重県内の福祉事業所で生産された商品を販売するノウフクマルシェの開催・運営、農福に携わる事業所への訪問、そして各種イベントや講演会への参加です。

事業所訪問

 活動の一つに、県内各地にある福祉事業所への訪問があります。そこでは、職員の方や利用者の方々と対話をすることで、実際になされている農福の取り組みや、その事業所の特色、障がいのある方々の働き方や想いなどを学んでいます。また時には、実際の農作業や製品加工の現場を体験します。作業を共にすることで、福祉や就労支援の現場を深く学ぶ貴重な機会となっています。この学びをノウフクマルシェで活かすことで、より多くの人に農福について興味を持ってもらいたいと考えています。
 単なる見学ではなく、「共に働く」ことに重きを置いた体験を通じて、各事業所の工夫や特色を学ぶことができました。農業と福祉が交わる場所には「人と人が向き合って、一緒に生きる」ことのヒントが詰まっていました。

  • 県内の福祉事業所訪問(R6.7.11)

    県内の福祉事業所訪問(R6.7.11)

  • 福祉事業所の様子(R7.6.13)

    福祉事業所の様子(R7.6.13)

マルシェ

 月に一度、県内の福祉事業所で生産された農産物や加工品を、津駅構内などで開催される「ノウフクマルシェ」で販売する活動も行っています。そこでは商品の陳列や販売だけでなく、マルシェの企画や広報、売上の管理まで幅広くかかわり、実践的な地域コミュニケーション能力を養っています。このような活動を通して、地域の人々に農福連携の魅力や意義を伝え、「福祉に触れるきっかけ」を提供することも、サークルの大切な役割の一つです。

ノウフクマルシェ(R7.2.21)

その他

 ノウフク!は、農業・福祉・地域づくりに関連する講演会やイベントにも積極的に参加しています。

フレンテフェスタ2025

 令和7年6月28日に三重県男女共同参画センターフレンテみえ主催の「フレンテフェスタ2025」に参加しました。このイベントに参加するにあたり、事前にフレンテの研修を受け、三重県の男女共同参画について学びました。また、イベント当日は幅広い年代の方に農福について興味を持っていただける機会となりました。

フレンテフェスタ2025(R7.6.28)

ふれあいスポレク祭

 令和7年6月14日に四日市ドームで開催された、三重県身体障がい者総合福祉センター主催の「ふれあいスポレク祭」にボランティアとして参加しました。参加を通して自分が今まで見ることができていなかった世界が広がっていることに気付かされました。

ふれあいスポレク祭(R7.6.14)

学生&社会人懇話会

 令和7年4月12日に開催された地域連携ネットワークみえの「学生&社会人懇話会」に参加し、さまざまな企業や学生団体の前で活動報告を行いました。初めての対外的な活動報告の場でしたが、多くの方々から高い評価をいただくことができました。この経験を通じて、外部に積極的に情報を発信することの大切さを実感しました。

学生&社会人懇話会(R7.4.12)

 ノウフク!は、学生一人ひとりが福祉や社会のつながりについて主体的に考え、行動する場となっています。これからも農福という取り組みを広めるために日々活動していきます。

TOP