7環境関連の取り組みと評価
カーボンニュートラル先進事例講演
令和6年度省エネおよび環境マネジメントシステム研修会
- 3 すべての人に健康と福祉を
- 4 質の高い教育をみんなに
- 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 8 働きがいも経済成長も
- 11 住み続けられるまちづくりを
- 12 つくる責任つかう責任
- 13 気候変動に具体的な対策を
- 17 パートナーシップで目標を達成しよう
令和6年11月5日に「カーボンニュートラル先進事例講演 令和6年度省エネおよび環境マネジメントシステム研修会」を対面およびオンラインで開催しました。

本学が毎年実施している「省エネおよび環境マネジメントシステム研修会」と併せて、第1部では「カーボンニュートラル」をテーマに2つの基調講演を行いました。
第1部 基調講演
1.「水素社会実現の取り組み」
三重トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 竹林憲明氏
1つ目は、水素ステーションの事業の立ち上げは、三重県に本社を置く4社が共同出資し、「みえ水素ステーション合同会社」を設立。移動式水素ステーションの事業を展開していると説明がありました。

2つ目は、平成28年に開催された伊勢志摩サミット2016に出展を行い、水素ステーションに関する模型が屋内展示し、水素エンジン車を屋外展示場に展示したと説明がありました。

3つ目は、国内で行われた自動車レースのS耐(スーパー耐久)で、移動式水素ステーションを利用した水素エンジン車への充填を行ったと説明がありました。

その他、芸能活動をするグループのツアー三重公演が開催された際に、燃料電池自動車MIRAIの水素発電の電力を楽曲演奏に活用されたことの説明がありました。また、令和6年11月1日に鈴鹿モビリティフォレストがグランドオープンされ、燃料電池車(FCV)から建物への給電を行ったと説明がありました。

2.「東邦ガスカーボンニュートラルに向けた取り組みについて」
東邦ガス株式会社CSR環境部地域共生推進グループ マネジャー 菊澤央忠氏
1つ目は、都市ガスの脱炭素化としてメタネーション技術とカーボンニュートラルに向けた基本的な考え方として、カーボンニュートラルの実現には革新的な技術開発が必要であることに加え、それを乗り越えるために膨大な時間とコストが必要と説明がありました。

2つ目は、関係する方との幅広い連携のもと、ガス(都市ガス・LPG)、水素、電気の3つのエネルギーを軸に、カーボンニュートラルに資するエネルギーシステムの構築を目指すと説明がありました。

3つ目は、お客さまに届けるエネルギーの低炭素および脱炭素の取り組みを加速するとともに、水素の利用やカーボンサイクルの技術革新に注力し、2050年のカーボンニュートラル実現に挑戦しますと説明がありました。

4つ目は、二酸化炭素と水素を合成してつくるメタンの「e-メタン」に関して、製造の実証開始し、国内初の都市ガス利用を実現すると説明がありました。

5つ目は、カーボンニュートラル達成に向けた企業の皆さまの取り組みを支援すると説明がありました。

基調講演には、学内だけではなく、企業や自治体の方をあわせて多くの皆さんが聴講しました。
第2部 研修会
第2部では本学の教職員対象の研修会として、省エネおよび環境・SDGsマネジメントマニュアルに基づき行われました。各部局の環境責任者・副環境責任者・ユニット環境担当者・ECOキーパーなど、教職員53名が参加しました。
1.三重大学のカーボンニュートラルに向けた取組について
2.環境ISO学生委員会活動紹介
3.CRISを用いた実験廃液管理の運用状況について
4.環境・SDGsマネジメントシステム関連報告