三重大学 環境・SDGs報告書2022

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

パネルディスカッション(環境座談会)

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  • 日 時 : 令和4年7月15日 15:00~16:00
  • 場 所 : 三重大学本部管理棟 2階大会議室
  • テーマ : 「日韓の国際環境協力と次世代人材育成」
  • 伊藤 正明三重大学学長

    伊藤 正明

    三重大学学長

  • 朴 先哲駐名古屋大韓民国総領事

    朴 先哲

    駐名古屋大韓民国総領事

  • 尾西 康充三重大学理事・副学長

    尾西 康充

    三重大学理事・副学長

  • 速水 敏浩中部電力パワーグリッド(株)三重支社長

    速水 敏浩

    中部電力パワーグリッド(株)三重支社長

  • 金子 聡三重大学特命副学長

    金子 聡

    三重大学特命副学長

  • 洪 スンミン

    洪 スンミン

    学生代表

  • 小西 凌

    小西 凌

    学生代表

  • 朴 恵淑三重大学特命副学長

    朴 恵淑

    三重大学特命副学長
    ※モデレーター





朴(恵)

「日韓環境・SDGsフォーラム in 三重」第2部パネルディスカッションを開始致します。日韓の国際環境協力がどのように活性化していくのか、それとともに次世代の人材をどう育成するのかをお話しいただきたいと思います。まずは、自己紹介をお願いします。

自己紹介

パネルディスカッション
伊藤

三重大学学長の伊藤です。どうぞよろしくお願い致します。

名古屋にある韓国総領事館の朴 先哲と申します。よろしくお願い致します。

速水

中部電力パワーグリッド株式会社三重支社の速水と申します。本日はどうぞよろしくお願い致します。

尾西

三重大学の理事・副学長を務めています、尾西と申します。よろしくお願い致します。

金子

三重大学国際交流センター長の金子です。本日はよろしくお願い致します。

三重大学工学部の洪 スンミンと申します。よろしくお願いします。

小西

三重大学地域イノベーション学研究科博士後期課程の小西と申します。よろしくお願い致します。





朴(恵)

それでは、皆様が取り組んでいる活動内容について、紹介をお願い致します。

地域創生大学三重大学の次世代を担うグローカル人材育成

伊藤 正明三重大学学長
伊藤

三重県の環境問題として四日市では、市と住民が一緒に原因を追及し対策を練るなど、健康面から研究を進めてきました。本学も、環境面では本日ご講演いただいた朴先生を中心に研究、教育やさまざまな取り組みを続け、環境分野において多くの受賞もしています。
本学は国立大学法人として第4期を迎え、今後の方針として「三重大学ビジョン2030」を間もなく公表する予定です。その中で、やはり大事なのは人材育成であると考えています。
昨年度は「三重大学環境・SDGs方針」を発表し全教職員が共有し、高等教育機関として初めて三重県のSDGs推進パートナー制度にも登録しました。環境、そしてSDGsを教育に取り入れていきます。
環境問題は非常に幅広く、一人一人がベースとなる知識を身につけたうえでの取り組みとマインドの向上が大事です。現在は選択授業ですが、今後、1年目、2年目に環境やSGDs、国際を取り入れた全学部生対象のカリキュラムを展開したいと考えています。また、社会のさまざまな分野の方に勉強していただくリカレント教育の一環としても取り組みます。現在の取り組みである科学的地域環境人材育成事業をバージョンアップしたいと考えています。
教育に加えて、研究活動や社会共創活動への取り組みも大切です。特に第4期では、地域との取り組みを第3期以上に高めたいと考えています。地域の課題を行政、企業の皆さんと一緒に産学官連携で解決する過程を通して人材の育成、そしてさらなる研究の発展につなげていきます。
4月から新しく「みえの未来図共創機構」という組織を立ち上げました。その中でも地域共創展開センターでは、地域の行政、企業の皆さんと一緒に社会の問題解決を進めます。現在、工学研究科が中心となって企業と連携し、コンビナートを核とする町からグリーン先進都市への転換を図る、四日市市モデルのカーボンニュートラルの取り組みを進めています。また、生物資源学部や医学部で、デジタルトランスフォーメーションの取り組みを進めていきたいと考えています。
このような新たな取り組みを、PDCAサイクルのスパイラルアップによって推進していきます。

日韓の友好関係と若者の活発な日韓交流への期待

朴 先哲駐名古屋大韓民国総領事

日韓関係についていろいろな報道がされていますが、民間レベル、教育関係の交流などは途切れず、さまざまな交流の中で相互理解や友情関係を保っています。
1968年に韓国の蔚山市と日本の山口県萩市が姉妹都市を結んで以来、現在は両国間220か所以上で姉妹都市、友好都市や協力関係などの自治体交流が続いており、相互理解や友情関係を深めています。三重県にも韓国の代表的な団体として三重県民団本部があり、本日も多くの方が参加しています。
三重大学の学生さんに向けてお話しします。海外旅行や留学の機会をできるだけ作り、外国の異なる文化の出身者と交流し、異文化への理解を深め、視野を広げてください。本日のパネリストに留学生の方がいますが、特に若者は、このような機会を活かして未来の自分自身にプラスにしてほしいと思います。
21世紀は、グローバルや国際化の時代と言われています。自分と違う立場の人たちと交流しながら、何かをすることが求められている時代です。その中で少しずつ自分の能力や人間関係、国同士の関係をよくしてほしいと思います。
皆さんの中には、4年後、5年後に社会に出たらどうすればいいのかと悩んでいる人もいると思います。今日のフォーラムをきっかけに、自分の将来、未来について考えてください。夢は大きく、目標は高く(Big Dream、High Aim)!

カーボンニュートラル社会に向けたエネルギー戦略と企業が求めるグローカル環境人材

速水 敏浩中部電力パワーグリッド(株)三重支社長
速水

中部電力グループは、令和3年3月に「ゼロエミッションチャレンジ2050」というカーボンニュートラルの目標を定めました。一つは2030年にCO₂の排出量を50%以上削減する、もう一つは2050年に事業全体のCO₂排出量をネットゼロにするものです。私たちは、これを大きな2つの柱として取り組んでいきます。
一つ目の柱は、エネルギー供給側の観点から、皆さんにお届けする電気の脱炭素化を推進します。いわゆる非化石エネルギーを最大限に活用するとともに、水素、アンモニア、カーボンリサイクルなどの技術を実用化し、脱炭素化を推進します。具体的には、再生可能エネルギーを2030年頃までに320万kW以上拡大を目標に、特に洋上風力などに力を入れて開発していきます。また、安全確保と地域の皆様のご理解を前提に、浜岡原子力発電所を最大限活用していきます。グループの発電会社であるJERAにおいては、非効率な石炭火力を2030年までに全機廃止することを前提に、アンモニア、水素などの新技術を活用することによりCO₂排出量が実質ゼロになるゼロエミッション火力発電を実現していきます。このゼロエミッション火力やアンモニア、水素などについては、国内に限らず、特にアジアに焦点をあてて広げていきます。アンモニアは実証試験が既に始まっており、水素は関東および伊勢湾に水素のサプライチェーンを作る計画があります。
二つ目の柱は、エネルギー需要側の社会やお客様と一体となり、利用する側のエネルギーの脱炭素化を行います。具体的には、エネルギー利用の効率化に資するソリューション技術により当面の取り組みを推進することや、再生可能エネルギーを接続するネットワークの強化や分散型グリッドの構築・運用を進めて再生可能エネルギーを増やしていきます。
中部地方は豊かな自然・水資源・土地に恵まれ、加えてものづくりが集積し高度な技術力を有する特徴があり、さらに地理的にも交通の要所、国土の中央と、非常にバランスの取れた産業構造を持っています。中部電力グループは、地域の皆様、三重大学様と一緒にこのポテンシャルを最大限活用し、中部地方から脱炭素社会、循環型社会を実現していきます。
企業が求めるグローカル環境人材という点では、既に三重大学様と人材育成の取り組みを進めており、着実に継続していきます。10年後、20年後を見据え、日本と韓国、さらに世界におけるカーボンニュートラルを担う国際的な貢献を果たせる人材は、ますます必要かつ重視されます。また、カーボンニュートラルというグローバルな課題は、地域主導で解決していくべきものだと思っていますが、グローバルな知識や行動力を持ち合わせ、ローカルの特性を活かした形で地域の政策に活かし、行動する人材が必要不可欠であると考えています。企業としては、さらに環境の視点からのアイデアやイノベーションを社会に実装していくノウハウや実行力を持った人材、また、社会貢献を果たした上でさらにビジネスチャンスを作り上げることができる人材が求められます。世界に目を向け、特に環境に関連してローカルとグローバルの観点を合わせて考えられる三重大学の学生たちに、是非とも我が社に入社していただき、活躍いただきたいと思います。

三重大学の環境・SDGsの動向

尾西 康充三重大学理事・副学長
尾西

私は人文学部で日本語や日本文学、日本文化を教えていたため、韓国からの留学生をたくさん受け入れてきました。その中で思い出深いのはソウルから来た女子学生です。毎年、東国大学や世宗大学、梨花女子大学から元気な女子学生が来学しますが、本学に来て最初にチャレンジをすることは、自転車に乗ることです。ソウルでは生活がとても便利なので自転車に乗ったことが無く、本学に来て初めて自転車に乗るのです。本学は海が近く太陽の日差しが強いのですが、自転車に乗ると日焼けをして肌が真っ赤になってしまい、病院に連れて行って手当をするというのが、毎年4月のエピソードであります。
とても元気な学生、特に元気な女子学生が多く、中には日本の学生、特に男子学生は頼りないと言う女子学生がいて、国際交流の中でお互い刺激し合いながら成長していくことを毎年経験しています。

日本と韓国の比較
日本と韓国の比較
尾西

SDGsの中で、SDG4「質の高い教育をみんなに」SDG5「ジェンダー平等を実現しよう」は、高等教育機関である我々にとってとても大切な目標となります。大学進学率は、日本は55%、韓国は72.5%と開きがあります。男女比は、日本は男性が58.1%に対し女性が51.7%ですが、韓国は男性が68%に対し女性が75%と、女性の方が高くなっています。
文部科学省は大学進学率70%以上を目指し、高等教育無償化政策を始めていますが、なかなか70%に届かない現状です。もし日本の大学進学率が70%を達成すると、日本の全ての大学の定員が充足すると言われています。
日本には795大学があり、そのうち国立大学は85大学で、就職率は96.5%となっています。一方、韓国には244大学があり、就職率は65%となっています。GDPの伸び率は、1990年から2009年にかけて日本は1.6倍でしたが、韓国は3.1倍の急成長を遂げました。それぞれの国にそれぞれの問題があり、それぞれの国の背景の違いがあることが分かります。
この中で、我々は他国の例を見習いながら、よりよい高等教育を充実させていきたいと思います。

THEインパクトランキング2021(SDG4に関する評価指標)
THEインパクトランキング2021(SDG4に関する評価指標)
尾西

イギリスの高等教育専門雑誌のTimes Higher Education(THE)が、インパクトランキングという調査をしています。SDG4「質の高い教育をみんなに」に関する評価指標は、第一世代学生の割合が30.8%、つまり、今まで大学進学していない家族の中で初めて大学進学した学生が、その大学の中でどれくらいいるのかが評価指標になっています。このSDGsの目標は、できるだけ広くさまざまな国民の層に高等教育を提供することにあることが分かります。

三重大学の国際交流

金子 聡三重大学特命副学長
金子

本日のパネリストの洪さんは、工学部の学生です。本学には韓国からの留学生も多数来ています。本学の国際交流の状況は、大学間協定が23か国65大学、学部間協定が24か国48大学機関等となっており、合わせて30カ国以上113大学機関等から交換留学生等を受け入れています。コロナ禍でかなり少なくなっていますが、今年度の前期は220名程度を受け入れており、後期には50~60人ほど増加し、多数の留学生を受け入れる予定です。
本学と韓国では、世宗大学、済州大学、東国大学、梨花女子大学、中央大学、啓明大学の6大学と大学間協定、生物資源学部・生物資源学研究科と釜慶国立大学校水産科学学部が学部間協定を結び、それぞれ交換留学や共同研究などを積極的に実施しています。現在、洪さんを含め20数名の韓国留学生が研究に励んでいます。最近は、気候変動などもグローバルな話題になってきていますので、気候変動対策や環境に関係することを留学生に学んでいただき、さらに本学からも韓国や世界に出向いていくことで、ますます国際交流を推進していきます。

環境と国際交流

洪 スンミン学生代表

韓国から日本に留学し、よかったことをお話しします。私は、元々化学に関心があり、大学に進学して化学を勉強したいと思っていました。日本に留学した先輩から、三重大学大学院で研究している内容を聞き、環境化学や新素材などに興味を持ち、本学への留学を決めました。日本の文化は韓国に似ているので、留学生活はそれほど難しくないと思います。今は工学部の3年生ですが、4年生になったら環境化学を研究したいと思います。
次に、本学に来てよかったことです。本学では4つの力をベースに教養教育と専門教育を受けます。入学当初は高校卒業したばかりの普通の若者でしたが、4つの力をベースとした授業を受けていくうちに、だんだんと社会人になってきていると思います。本学は海に近く、伊勢神宮など豊かな自然があるよいところです。ほかには、留学生指導の先生もいて、留学初期の困ったことを克服することができました。韓国には兵役があり、兵役とコロナ禍で来日できない時期は、オンライン授業が整っていたので、進級することができました。

小西 凌学生代表
小西

環境先進大学とする本学で、先生方は私たち学生の学習環境の整備に尽力してくださっています。そういった先生方のご期待に学生がどのように答えさせていただいているかをお話しできればと思います。私は、「ESD-SDGsクラブ」を立ち上げて活動しています。クラブには留学生も多く所属し、ともに環境活動に取り組んでいます。
私たちクラブにとってもコロナ禍の影響は非常に大きく、本来であれば清掃活動や、市民の方々にSDGsを伝えるワークショップを開催するところでしたが、一般的な活動などは制限されてしまいました。一方で、行政の方とは引き続き連携を取らせていただいたのが、今年度と昨年度の大きな成果といえます。企業や行政の方から意見を求められる機会が非常に多く、私たちはアドボカシー活動 一人ひとりが問題について知り、その原因について声をあげ、 解決のためにできることを訴えていくことをアドボカシーといい、この働きにより、政策を変え、不公正な社会を変えていく。を行うクラブとして若者世代の考えや意識を企業・行政の皆さんにお伝えし、それを反映していただけるように尽力しました。
具体的には、今年の3月に鈴鹿市を訪問し、末松 則子市長と「SDGs懇談会」として「サーキットがある鈴鹿市は、モビリティ 移動性、流動性、可動性、動きやすさなどの意味を持つ。移動や交通、移動手段という意味で用いられることもある。からどのようなSDGs活動に取り組んだらよいか」というテーマで意見交換をさせていただきました。また、令和元年に当時の三重県知事が発表した脱炭素宣言の中で組織された若者チームに所属し、行政の方と私たち若者チームで、どういう取り組みをし、どのように政策に反映すればよいのかを検討しています。今年の3月には、環境ユース宣言を若者チームで作成し、モビリティや海洋プラスチックなどに対する政策に反映してほしい項目を一見知事に提案しました。
最後に、全国の9大学で環境活動に取り組む12の学生団体73名が参加したシンポジウムで、「三重宣言」を作成し、発表しました。具体的には、7月24日に四日市公害訴訟50周年を迎える節目の年に、教訓を受け継ぎ、負の遺産ではなく正の資産にしていく形で、8つの条項を設け全国で取り組んでいこうと発信しました。20年後、30年後、50年後と、私たちは現役の世代として活動していきますので、今のうちからこういう未来を作っていきたいと常に発信していくことが、私たちの活動の一環だと思います。

朴(恵)

皆さんありがとうございました。会場に、三重大学生の頃に韓国の世宗大学に留学し、現在は人文学部特任助教の安部 大樹さんがいますね。留学生の洪さんには、韓国から本学への留学について話していただきましたので、安部さんは本学から韓国世宗大学に留学という経験で、どれだけ自分が成長できたのかご紹介ください。

安部 大樹人文学部特任助教
安部

韓国に留学して感じたのは、韓国は、日本より国土が広くない分、社会問題や環境問題などが日本以上に如実に深刻な課題として直面していることを感じました。社会問題としては、特に少子高齢化があり、環境問題についても日本以上に深刻な問題に直面していると感じました。
もう一つ、韓国はITやスマート産業が進んでいます。再生可能エネルギーや電力などを効率化していくにあたって、ITやスマート産業は今後重要になってくると思いますので、韓国から学ぶことは非常に多いと感じています。韓国は環境問題に対していろいろと独自に取り組んでいますので、エネルギーに限らず、いろいろな環境問題への取り組みなどの情報交換ができればよいと思います。

パネリストから最後の一言

小西

日本と韓国は似ていると考えています。SDGsはニューヨークで採択された目標ですので、アジアの問題意識から離れているところもあります。例えば、少子高齢化の解決を掲げるようなアジアの日韓版SDGsの検討があってもよいと思っています。そういった考えを持ちながらボーダーレスな国際環境活動にも引き続き取り組んでいきたいと思います。

皆さんのお話を聞いて、いろいろ学ぶ機会になりました。今後、日本と韓国の交流がもっと活発にできたらよいと思います。

金子

本学の学生には、韓国を含め海外に行く機会を作ってほしいと思いますし、韓国の学生には、本学に来てもらえるように努力したいと思います。

尾西

本学は、穏やかで分け隔てなく誰とでも交流できるよい学生が多く、私たち教員も、学生と一緒に旅行したり、また家に来てもらったり、家族あげて大歓迎致しますので、コロナ禍が明けたら是非、韓国の大学の皆さんにお越しいただきたいと思います。

速水

勉強不足で、韓国のカーボンニュートラルの状況はよく知らなかったのですが、本日の講演をお聞きしてチャレンジングな目標に向けてしっかりと進められていると思いました。韓国と日本は、国土が狭く、資源が乏しく、テクノロジーで勝負していく、そういう特性は同じだと思いますので、これからもっと注目し、お互いに協調してやっていくことが大事だと感じました。
もう一点、洪さんや小西さんの取り組みを聞き、非常に心強いと思いました。伊藤学長が最初にお話しされたように、三重大学の学生さん一人一人のマインドをこれからも高めていくということなので、これから三重県を背負って立つ世代が育っていくのが楽しみです。

三重大学とSDGsについて、環境が主なテーマになりましたが、SDGsは持続可能な発展あるいは開発目標ですので、私ども総領事館は管轄地域で大学やマスコミ、自治体などいろいろな団体や機関と交流しています。今後も三重大学と総領事館は、持続可能な交流をしていきたいと思います。
また、コロナ禍前の2019年の数字ですが、海外留学生の人数は、日本は11万人で、韓国は22万人でした。コロナ禍で、昨年は、日本の海外留学生は11万人から1500人となり、ほとんどいない状態になりました。円安やドル高から生活費の問題など、難しい状況になりましたが、世界的には同じ状況です。韓国も下がりましたが、22万人から16万人程度です。海外での経験は、日本や留学先で自分の能力を育てる機会となりますので、できるだけ留学や海外旅行の機会を増やした方がよいと思います。韓国総領事としては、海外旅行や留学先が韓国になればよいと思います。

伊藤

「日韓環境・SDGsフォーラム in 三重」にご参加いただきありがとうございました。また、このような貴重な機会をいただきました朴総領事にも重ねて御礼を申し上げます。環境、SDGsは国際共通問題ですが、各国の立場や得意分野などからの違いを学ぶことができました。対面で開催した本フォーラムをきっかけとし、これから韓国やアジアの皆さんとwithコロナの国際交流を進めるよい機会をいただきました。ダイバーシティを実現するために、いろいろな人がいろいろなことを話し合い集える三重大学にしたいと思います。

モデレーターからのまとめ

朴 恵淑三重大学特命副学長
朴(恵)

今回、初めて三重大学と駐名古屋大韓民国総領事館主催の「日韓環境・SDGsフォーラムin 三重」を開催しました。産官学のパートナーシップによる本フォーラムを通じて、日韓の国際環境協力によって互いの強みをさらに強く、弱みを補えることに気付き、また、次世代を担うグローカル環境人材育成によって、日韓関係の未来像を描くことができました。コミュニケーションを重ねながらともに成長できる日韓関係に大きな期待を寄せ、次の「日韓環境・SDGsフォーラムin 三重」において、皆様と再会できることを願います。パネリストの皆様、会場の皆様の多大なご協力に深く感謝申し上げます。

集合写真
集合写真
(左から、鄭講師(司会)、朴特命副学長、金子特命副学長、尾西理事、伊藤学長、朴総領事、速水支社長、洪さん、小西さん)
※撮影時のみマスクを外しました

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