学生・教職員の環境活動の見える化「MIEUポイント」

  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

 本学では,学生・教職員が学内で実施した環境・省エネ活動を「見える化」し,活動内容に応じたポイントを付与して獲得し貯めたポイントに応じて,希望する物品との交換ができる仕組みを持ったMIEUポイントシステムを平成24年度から実施しています。

 MIEUポイントの「MIE」は三重大学の「MIE」,「U」は「University」の意味と,「You」の意味「がんばる“あなた”」を表しています。

平成30年度MIEUポイント概要

 これらの環境活動について,地球温暖化対策につながる活動には「削減したCO2排出抑制量」を明示し貢献度も「見える化」しています。

MIEUポイント対象の活動 照明の節電の効果の例
MIEUポイント対象の活動 照明の節電の効果の例
  • 平成30年度MIEUポイント・省エネ活動とCO2排出削減量の推移(累積)

    平成30年度MIEUポイント・省エネ活動とCO2排出削減量の推移(累積)

  • MIEUポイントに関連した電力量削減量とCO2排出削減量 年間推移 平成27~30年

    MIEUポイントに関連した電力量削減量とCO2排出削減量 年間推移 平成27~30年


平成30年度 MIEUポイント(CO2排出量削減効果分)

  • 小数点算定により図の数値と表の数値に誤差が生じています。

 省エネルギー活動として年間の推移をみると,平成28年度と平成29年度にはポイントにつながる活動は少ない傾向にありましたが,平成30年度は年間を通じて省エネルギー活動実績が上がったことが結果から伺えます。特に,前年度(平成29年)と比較すると夏季の8月・9月・10月と冬季の1月の省エネ活動の登録が多い結果が出ました。これは平成30年度の夏の津市平均気温が平成29年度と比べ高く,その対策に教職員が中心となり省エネ活動に取り組んだ結果と推測できます。

環境活動を1日した場合のMIEUポイント獲得の例

 キャンパス内で学生が取り組むことができる環境活動として,「階段利用×2回」,「消灯」,「リサイクルトレーの弁当」,「古本の提供」を実施した場合を算定しました。

平成30年度 MIEUポイント(CO2排出量削減効果分)

平成30年度 MIEUポイント(CO2排出量削減効果分)
  • エレベータの消費電力は,動力モーターの消費電力と移動階までの往復時間を30秒として想定し算定。
  • モーター(低格5.5kWh)×30秒 ≒ 45Wh/1回
  • 教室(50名以下)は,教室面積100㎡の照明器具10セットを60分消灯すると想定し算定≒ 600Wh/1回
  • 本学はガスコージェネレーションを使用しているのでCO2排出係数は,代替値を元に算定

(産学連携の取り組み)MIEUポイントの拡大に向けた取り組み

 平成29年度に引き続き平成30年度も,環境活動に理解と協力をして頂ける企業を募り活動の拡大を図りました。

  • MIEUポイント協賛企業募集ポスター

企業協賛の実績

 平成30年度 企業協賛「第2弾」は,県内の菓子製造業「株式会社 マスヤ」から,「おにぎりせんべい(梅しそ)」300個をポイント交換品物として寄付頂きました。

  • MIEUポイントコラボ企画ポスター

 今回の協賛に対して,平成30年5月9日に,株式会社 マスヤ に対して感謝状贈呈を行いました。

 今後も,学内の環境活動を見える化するMIEUポイントへの協賛企業を募集します。

(大学間連携)岩手大学さんが,MIEUポイント活動について調査来訪されました。

 国立大学法人 岩手大学の教職員3名と学生3名が,MIEUポイントの活動について調査に来訪されました。


来訪者(調査実施者)
国立大学法人 岩手大学 環境マネジメント推進室
副室長 中島氏,技術室長 赤谷氏,技術専門職員 田頭氏
来訪日
平成31年3月1日 13~15時
本学対応者
国際環境教育研究センター 環境ISO推進部門長 梅崎 輝尚教授(生物資源学研究科)
施設部施設環境課長 鈴木 律文

調査内容

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