環境マネジメントシステムの概要 ガバナンス(体制図)

環境マネジメントシステムとは

 本学では,学長(トップマネジメント)がリーダーシップをとり,大学の意図した成果の「①環境目標の達成,②順守義務への取り組み,③環境パフォーマンス(環境活動の結果)向上」を達成させるため環境の方針(Police)を定めて,環境目標を設定し,取り組みを実施するための「計画(Plan)」を決めて「支援及び運用活動(Do)」し,「環境パフォーマンス(活動状況)を評価(Check)」したうえで,次の活動へと進むために「継続的改善(Act)」をする仕組み(PDCAサイクル)のことです。

PDCAサイクルによるマネジメントシステム

PDCAサイクルによるマネジメントシステム

 国際規格ISO14001 環境に関する国際規格の一つ。
国際規格(ISO:International Organization for Standardization)として1996年にISO14001規格が制定され,日本でもJIS Q14001として国内規格に採択された。2015年9月に改訂され,認証を維持するためには,3年以内に改訂された規格での認証を受ける必要がある。
規格は,平成27年9月15日に2015年版の規格が発行され,本学では平成27年度中に対応の準備を整え平成28年4月から2015年版の規格に合わせた環境マネジメントシステムを構築・運用しています。

 前年度(平成29年)に実施をした「最高責任者による見直し評価」において,「本学の環境マネジメントシステムは全部局で定着しているが,ISO14001の新規格対応も 3年目となる平成30年度は,ブラッシュアップを図るために,マニュアルなど「スリム化」の検討を始めること」の指示と,平成30年1月の駒田学長の年頭の挨拶で,「一歩先」,「スリム化」,「おしゃれ」の3つのキーワードが発せられ,この中の「スリム化」は,「事務手続き業務の簡素化・合理化,会議・委員会の削減,時間の短縮をはじめとする“スリム化”」という考えが盛り込まれています。平成30年度は,このキーワードを受けて,本学の各部局構成員の「事務手続き業務の簡素化・合理化」になるようにと,マニュアルの簡易(スリム)版を作成して,平成30年7月に実施した「環境内部監査 組織の環境管理に関する活動に関して,環境方針や環境目的などに合った活動をしているかどうかを,自ら確認する監査システムのこと。員対象研修会」で解説もしました。

環境内部監査員対象研修会の資料

環境内部監査員対象研修会の資料

環境内部監査員対象研修会の資料

環境内部監査員対象研修会の資料

環境内部監査員対象研修会の資料

環境内部監査員対象研修会の資料

 平成30年度の環境マネジメントシステム活動として,環境方針と,それを達成するため行われた「マネジメントシステム体制(組織図)・ガバナンス」,「環境目的・目標」,「目標の達成状況」,「環境内部監査」,「外部機関による審査(更新審査)」,「学長による見直し」の項目ごとに分類し報告します。

環境マネジメントシステム体制・組織図 (環境リスクマネジメント体制も同組織で対応) (平成31年4月1日時点の状況)

平成30年度 三重大学環境マネジメントシステム組織体制図

平成30年度 三重大学環境マネジメントシステム組織体制図

 平成30年度の組織体制は,全学組織として国際環境教育研究センターが環境マネジメントの運営管理を行い,総括環境責任者である理事(環境担当)・副学長がセンター長として,各部局から推薦された教職員およびセンター長が必要と認めた教職員が33名と環境ISO学生委員会の代表者4名を含めた37名(平成31年3月31日現在)で構成していました。各部門の活動報告と本学EMSについての具体的な環境活動を協議しています。国際環境教育研究センターには,環境・情報科学館(メープル館)に支援室(平成30年度から施設環境チームに改組)を設置し,学内と学外への環境情報の発信拠点としての役割を担っています。

三重大学国際環境教育研究センター体制

三重大学国際環境教育研究センター体制

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