都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト

  • 11 住み続けられるまちづくりを

 来年(2020年) 7月24日~8月9日および 8月25日~9月6日の日程で,1964年から数えて56年ぶりに東京でオリンピックとパラリンピックが開催されます(IPCでは1964年に開催された「国際身体障がい者スポーツ大会(国際ストーク・マンデビル大会)」 を 「第2回パラリンピック」 として位置づけております)。

 公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織 委員会)では,これら二つの競技大会で使用する約 5,000個の金・銀・銅メダルを,全国各地から集めた小型家電などのリサイクル金属で作る『都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト』 に取り組んでおりました。

 本学では,平成30年7月9日に開催された 『我が国の環境行政 伊藤忠彦環境 副大臣に聞く』 と題した講演会を契機として,環境省(東京2020組織委員会と共にメダルプロジェクトを推進)から同プロジェクトへの協力を依頼され,回収ボックスを国際環境教育研究センターに設置して学内の関係者に不要小型家電の提供を呼びかけました。

  • 伊藤副大臣(当時)

    伊藤副大臣(当時)

  • 不要小型家電の回収

    不要小型家電の回収

 この呼びかけに応じるかたちで事務局職員や附属病院職員から計 70個の小型家電(携帯電話・スマートフォン)が供出され,駒田学長はそれらをまとめて平成31年2月末にプロジェクトの幹事会社へ提供いたしました。

  • 草部長・駒田学長・加納理事(当時)

    草部長・駒田学長・加納理事(当時)

 東京2020組織委員会の報告によりますと,両競技大会で授与される入賞メダルに必要な金属量の100%がこのプロジェクトの実施によって確保された模様です。

 もしかしたら,あのアスリートに授与されるメダルには,三重大学から提供された小型家電由来の金属が含まれているのかもしれません…。

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