7環境コミュニケーション
文部科学省「情報ひろば」企画展示
- 4 質の高い教育をみんなに
- 16 平和と公正をすべての人に
- 17 パートナーシップで目標を達成しよう
『環境問題の解決や地方創生に資する「科学的地域環境人材(SciLets)育成事業」の取り組み』
本学は、平成31年1月4日から4月19日の期間、文部科学省「情報ひろば」企画展示室において、『環境問題の解決や地方創生に資する「科学的地域環境人材(SciLets)育成事業」の取り組み』をテーマに展示を行いました。
本学では、平成28年度から、文部科学省の国立大学法人運営費交付金機能強化経費による科学的地域環境人材(SciLets)育成事業を行っています。この事業は、地域に多く賦存する環境価値を利用して地域の環境を保全し、また地域の活性化を図ることを主な目的とする、社会人および学生を対象とする人材育成システムです。パリ協定 第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が開催されたパリにて2015年に採択された,2020年以降の気候変動対策について,先進国,開発途上国を問わず全ての締約国が参加する公平かつ実効的な法的枠組みである協定のこと。が発効し、国や自治体の環境対策が今後ますます高度化するのに伴い、この分野の専門的知識を有する人材が一層必要となります。科学的地域環境人材を英語で表記すると、Scientific Local and Environmental ‘Talented Staff’となり、略して「SciLets」、そしてカタカナで「サイレッツ」を商標として登録し、このコンセプトを国内外に広げようとしています。
文部科学省企画展示ポスター
[主な展示物]
- 実物展示:三重大学環境報告書2017、三重大学環境報告書2018、三重大X vol.40
- パネル展示:①『科学的地域環境人材(SciLets)』とは、②背景と目的、③仕組み・資格の認定/環境を網羅的にカバーする講義群「地域環境科学分野(10分野)」、④2つの資格【アナリスト/エキスパート】認定ルート
- 映像展示:三重大学『科学的地域環境人材』育成事業の紹介VTR
SciLets講演会
「環境問題の解決と地方創生に資する『科学的地域環境人材育成事業』の取り組み」を開催
平成31年3月8日、文部科学省「情報ひろば」ラウンジにおいて、SciLets講演会「環境問題の解決と地方創生に資する『科学的地域環境人材育成事業』の取り組み」を開催しました。この講演会は、1月から4月にかけて文部科学省「情報ひろば」で開催中の展示企画「環境問題の解決や地方創生に資する『科学的地域環境人材育成事業』の取り組み」の一環として行いました。
SciLets講演会ポスター
講演の様子(H31.03.08)
講演では、まず国際環境教育研究センター科学的地域環境人材育成部門長でもある生物資源学研究科 佐藤 邦夫教授から、「パリ協定時代における地域の環境教育と振興」と題して講演を行いました。続いて、SciLets連携パートナーである志摩市の政策推進部里海推進室 浦中 秀人室長から、「御食国を未来につなぐ~SDGs未来都市・志摩市~」として志摩市の取り組みについての講演、工学系研究科 金子 聡教授からは「地域と連携する環境研究開発」と題してSciLets育成事業の教育に関連する研究紹介があり、参加者は熱心に耳を傾けました。
講演する佐藤教授
講演する 志摩市 政策推進部 里海推進室 浦中室長
講演する金子教授