7環境コミュニケーション
第25回Tri-U 国際ジョイントセミナー&シンポジウム2018
- 4 質の高い教育をみんなに
- 17 パートナーシップで目標を達成しよう
平成30年11月4日から8日に、タイのチェンマイ大学において、第25回Tri-U 国際ジョイントセミナー&シンポジウムが開催されました。
このTri-U国際ジョイントセミナー&シンポジウムは、三重大学(日本)、チェンマイ大学(タイ)、江蘇大学(中国)、ボゴール農科大学(インドネシア)の4大学が交代でホストを務め開催している、国際交流を兼ねた学生が主体となる論文発表会です。例年アジアの10数大学が参加し、英語で研究発表を行います。
今回のテーマは、Population, Food, Energy, Environment to Sustainable Societyであり、環境が大きなテーマの1つになっていたため、国際環境教育研究センターで取り組んでいる科学的地域環境人材(SciLets)育成事業を、アジアの大学に対してPRするため、工学研究科の金子教授と国際環境教育研究センターの立石助教が本センターを代表して参加しました。今回、チェンマイ大学がSciLetsのチェンマイ大学版を製作することとなったため、Scilets育成事業のさらなる世界展開を目的とした講演を三重大学の金子教授とチェンマイ大学のWongrueng助教が共同で行いました。内容としては、江蘇大学、ボゴール農科大学などの参加大学に向けて、地球環境問題の現状やSDGsと関連した持続可能な社会を築いていくために、若い世代の育成や社会人の学び直しといった環境教育としての科学的地域環境人材(SciLets)育成事業の必要性を主に発表しました。また、SciLets育成事業で育てる人材像や教育分野、資格認定についてなどSciLets育成事業の仕組み、そしてSciLets育成事業を通して国際的に連携した際の中長期的なプランについてを説明し、人材育成に関してアジアの国際的な連携の可能性を模索しました。
現在、チェンマイ大学SciLetsはホームページが立ち上げられ、環境保全活動に勤しむ学生を取り上げた環境保全を訴える簡易的なプロモーション動画が作られるまでになりました。
SciLetsに関して講演する金子教授(左)、Wongrueng助教(右)
-
三重大学SciLetsホームページ
-
チェンマイ大学SciLetsホームページ