8環境関連の取り組みと評価
環境会計
- 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 12 つくる責任つかう責任
環境会計とは、事業活動(大学では教育・研究活動など)における環境保全のためのコストとその活動により得られた効果(経済効果)を認識し,可能な限り定量的に測定する仕組みのことです。
平成30年度に環境負荷削減や環境配慮の取り組みにより、投入した環境保全コストは358,921千円でした。内、老朽化した空調機・照明の高効率機器への更新費が203,022千円とかなりの割合を占めます。省エネ積立金と環境省の補助金を活用し、設備更新による省エネ化を進めています。
また、上浜キャンパスの水道水は地下水を浄化して供給していますが、市水単価に比べて地下水供給業者への支払単価の方が安価なため、その差額で平成30年度より省エネ積立金制度で行う改修工事に充てています。前年度より差額が減少していますが,これは地下水に含まれるミネラル分による実験機器への影響を減らすため,平成29年7月から市水と井水の割合を変更したことによるものです。
省エネルギー機器導入により、約3,893千円の経済効果(光熱費の削減)がありました。(ESCO事業省エネルギーのさまざまな施策・設備・維持・管理などのサービスを提供する事業の総称で,エナジー・サービス・カンパニーの略称。
ESCO事業者が施設の省エネ改修の費用を負担する代わりに,一定期間,改修で浮いた光熱費から経費と報酬を受け取る方式が主流で,施設保有者にとっては,改修のための費用を工面せずに省エネ設備に切替えられるメリットがある。による効果で更に約46百万円の光熱費削減を見込んでいます)