9マネジメントシステム
環境マネジメントシステムの点検・環境内部監査・遵守状況
本学の環境マネジメントシステムが,環境方針に整合した環境の計画が策定され,それらが適切に実施し維持されて,意図した環境活動の成果が出ているのかを確認するために,環境内部監査 組織の環境管理に関する活動に関して,環境方針や環境目的などに合った活動をしているかどうかを,自ら確認する監査システムのこと。を行います。平成30年度は,7月から9月に定期内部監査を実施しました。
本学の環境内部監査は,環境内部監査員の資格を有する教職員ならびに,教養教育科目「環境内部監査員セミナー」を修了し,環境内部監査員の資格を有する一般学生が実施します。本学の教育機関である特徴を活かし,学生が本学の環境への取り組みを理解し環境活動をする機会を増やすため,積極的に参加していることが大きな特徴です。
1. 環境内部監査員の養成および資格付与
平成30年度の環境内部監査員養成研修は,学生対象の教養教育の授業として後期(平成31年2月18日から21日)の集中講座が開催され9名の学生環境内部監査員が資格を付与しました。年間の事業計画では前期(平成30年9月4日から7日)も集中講義を開催予定でしたが台風21号の影響があり安全面を考慮して学生の集中講義は休講として実施は見送りました。教職員対象の研修は平成30年9月5日から7日に実施をして24名が環境内部監査員の資格を付与しました。
※平成31年3月1日現在,環境内部監査グループには291名 (教職員223名,学生68名)の環境内部監査員が登録されています。本学の教職員の内,約12%が環境内部監査員を占めていることになります。また,監査員の資格を持つ卒業生・退職者・異動者はあわせて合計635名の監査員を養成したことになります。学生の在籍は4年間と登録期間は短いため,現在は学生の数より教職員の監査員の比率が多くなっています。
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学生対象の環境内部監査員養成研修(H31.2.20)
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教職員対象の環境内部監査員養成研修(H30.9.7)
2.環境内部監査
< ①環境内部監査員の教育研修 >
平成30年7月3日と13日に,環境内部監査員を対象にした「平成30年度環境内部監査員対象規格改定による研修会」を実施しました。平成30年度は,環境マネジメントマニュアル(15版)に改訂を行った際,簡易マニュアルの作成など新たな変更点の説明と監査のポイントの研修を行い,監査の役割を確認しました。
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環境内部監査員のための対策研修(H30.7. 13)
定期環境内部監査を,平成30年7月17日から9月25日にかけて,5学部6研究科と事務部門を合わせた全部局を対象にシステム監査とパフォーマンス監査を行いました。
< ②定期環境内部監査 >
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施設部の内部監査(H30.7.17)
< ③環境内部監査の結果 >
平成30年度に実施した,定期環境内部監査17部局は,いずれも不適合の指摘はありませんでした。
法令遵守のためのマネジメントシステム活動と遵守状況
本学の環境マネジメントシステムでは,本学の「教育・研究・社会貢献・業務運営」の業務について,順守が必要な法規制について調査を行い,法改正の有無などを確認しています。
< 順守(遵守)の状況 >
平成30年度の順守状況は,水質汚濁防止法の「特定施設の設置届出」に関して,変更が必要な届出について一部完了ができていないが,当該行政機関と届け出内容に関して調整しており回答を待つ状況にあります。なお,排水基準等に関しては順守されていることを確認しています。そのほか環境関連の法規制に関しては平成30年7月に順守を確認しました。
- 特定施設とは,水質汚濁防止法の七十一の二「科学技術に関する研究,試験,検査又は専門教育を行う事業場で環境省令で定めるもの(大学)に設置されるそれらの業務の用に供する施設であって,次に掲げるもの。 イ 洗浄施設」が該当します。
< 順守状況の結果の見直し >
本学の環境マネジメントシステムでは,9.3マネジメントレビューとして最高環境責任者(学長)に順守状況の結果を報告し,改善に向けた活動に繋げます。
9.13 最高環境責任者による見直しの記録 にて,「③ 運用管理の実施結果情報による見直し結果」に改善の指示がありました。