三重県・三重大学 みえ防災・減災センター

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 13 気候変動に具体的な対策を

 地震,台風,豪雨などの自然災害に備え,被害を軽減するためには,地域の防災力を向上させていくことが重要です。三重県と三重大学は平成26年4月に全国初の取り組みとして,「三重県・三重大学 みえ防災・減災センター」(http://www.midimic.jp/)を共同で設立し,地域防災力の向上に取り組んでいます。

みえ防災・減災センターの目指すもの

  • 地域防災のシンクタンク:三重県と三重大学が共同で,市町,企業,県内外の教育・研究機関などと連携し,地域の防災・減災対策に関するシンクタンクを目指します。
  • 地域に信頼される防災人材の育成:実践的なカリキュラム(OJTを含む)を構築し,地域の実状に合わせた「地域に信頼される防災人材」を育成することを目指します。
  • 防災・減災アーカイブの構築:防災対策・防災学習・防災研究に役立てるため,さまざまな情報を収集する「防災・減災アーカイブ」を構築し,防災・減災の知(地)の拠点を目指します。
  • 多様な組織間を連携する防災ハブ:三重県と三重大学の強みを活かし,市町,大学,企業,公共施設,地域,他府県などを結びつける「防災ハブ」を目指します。

実施体制

 センター長は,三重大学の理事(研究・社会連携担当)・副学長が担当し,副センター長は三重県防災対策部長,三重大学地域圏防災・減災研究センター長の2名が担当し,三重県の多数の組織と三重大学の各学部・研究科が協力し,防災・減災活動を行っています。

  • 人材育成・活用分野:基礎的な知識と実践力を身につけるために,「みえ防災塾(基礎コース みえ防災コーディネーター育成講座,さきもり応用コース)」を開講し,修了生を「みえ防災人材バンク」に登録することで,地域や企業などで実践的な防災活動を支援する人材の育成・活用に取り組んでいます。また,「市町職員向け研修」「自主防災組織リーダー研修」「専門職防災研修(医療・看護,保健・福祉・介護)」「体験型防災学習実践研修会」「地域別災害医療コーディネーター研修」など,さまざまな分野で活躍できる防災人材の育成にも取り組んでいます。
  • 地域・企業支援分野:「防災相談窓口」「みえ企業等防災ネットワーク」「DONET研究会」「地域防災研究会」「都市計画担当者の復興研修」「地域防災課題解決プロジェクト」を運営しており,三重県の市から3名と津地方気象台から1名の職員が共同で地域連携の強化活動を行っています。
  • 情報収集・啓発分野:災害記録,防災情報などのさまざまな情報を収集する「みえ防災・減災アーカイブhttp://midori.midimic.jp/」を運営・拡充しており,利活用を図るため,Yahoo!カレンダーにリンクづけされています。また「みえ風水害対策の日」「みえ地震対策の日」にあわせて,県民の防災意識を向上させるシンポジウムなどを企画・開催しています。
  • 調査・研究分野:「南海トラフ地震に関する調査研究」「風水害に関する調査研究」「家庭における耐震対策を促進するための調査研究」などの研究テーマを大学教員と行政職員が連携し,研究しています。
  • みえ防災コーディネーター育成講座「普通救命講習」の様子(H27.09.27)

    みえ防災コーディネーター育成講座
    「普通救命講習」の様子(H27.09.27)

  • 地域防災研究会の様子(H30.09.06)

    地域防災研究会の様子(H30.09.06)

  • ドローン講習会の様子(H31.04.23)

    ドローン講習会の様子(H31.04.23)

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