2特集
三重大学の表彰制度,SDGsアイデア募集を行いました。
- 4 質の高い教育をみんなに
- 17 パートナーシップで目標を達成しよう
三重大学は,大学としては先進的に2017年から学長が「本学もSDGs達成に向け,取り組みを推進していきます」とメッセージを発信しています。SDGsの取り組みは,2030年をゴールとしているので,まだ10年ほど取り組みを継続している必要があります。このSDGsアイデア募集は,次世代を担う本学の学生の皆さん(学部学生,院生,留学生)を対象に「2030年のSDGs達成に向けた三重大学のあるべき姿」を考えて,目標(Goals)を達成させるための具体的なアイデアを令和3年1月8日から5月28日の期間に募集しました。
応募記載の内容
- SDGsの目標1~17から選択。
- 目標項目で,169のターゲットと関連の有無。
なお,169のターゲットに関連しない場合は,応募者独自のターゲット設定 - 目標達成のための課題。
目標達成のための ⇒ 課題を解決する具体的なアイデア - アイデアの実現性と障壁となる事柄。
- 応募するアイデアで,学生として自分ができること。
募集周知方法
- 三重大学国際環境教育研究センターホームーページで公開
- 国際環境教育研究センター員(教員)の授業内で紹介
応募作品は6月に選考会で審査し,優秀賞および入賞を決定しました。
< 選考結果 >
- 最優秀賞(1名)
- 水間 真哉 さん (地域イノベーション学研究科)M1
[応募アイデア]:目標4 質の高い教育をみんなに
- 優秀賞 (1名)
- 小西 凌 さん (地域イノベーション学研究科)M2
[応募アイデア]:目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
- 入賞 (3名)
- 的場 有咲 さん (人文学部) 1年
[応募アイデア]:目標10 人や国の不平等をなくそう - 渡邊 伶奈 さん (生物資源学部)2年
[応募アイデア]:目標10 人や国の不平等をなくそう - 奥田 久瑠美 さん(生物資源学部)1年
[応募アイデア]:目標12 つくる責任つかう責任
応募されたアイデアで,多くの学生がアイデアを考えた目標(上位6項目)は次の項目でした。
- ゴール2 飢餓を終わらせ,食料安全保障および栄養改善を実現し,持続可能な農業を促進する
- ゴール4 全ての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し,生涯学習の機会を促進する
- ゴール10 各国内および各国間の不平等を是正する
- ゴール12 持続可能な生産消費形態を確保する
- ゴール14 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し,持続可能な形で利用する
- ゴール17 持続可能な開発のための実施手段を強化し,グローバル・パートナーシップを活性化する
学生のアイデア募集の項目には,「学生として自分ができること」を必須項目として,さらに「どんなやりがい(楽しさなど)があるのか」,「教職員を巻き込むアイデアは」,「地域(自治体,企業,市民)を巻き込むアイデアは」など,全10項目の設問をしました。
SDGsを自分事として捉え,「学生として自分ができること」へのアイデアがたくさん寄せられた結果の中で,今回選考に選ばれた学生のアイデアは表彰式を終えた後に,大学のWebページで紹介をする予定です。
表彰式は,令和3年度の前期に行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染症の拡大が顕著に広がってきたことから,表彰式のみは10月以降に実施予定です。