三重大学 環境・SDGs報告書2021

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

ユネスコスクール活動

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

ユネスコスクール支援内容

01 県内ユネスコスクール・三重県・三重県地球温暖化防止活動推進センター・県内企業との連携による「オール三重でCOOL CHOICE」の支援

 三重県の「ミッションゼロ2050みえ〜脱炭素社会の実現を目指して」宣言が、全国自治体の中でもいち早く、鈴木英敬三重県知事から宣言(2019年12月15日)されたことを契機に、2020年6月1日から10月31日にかけて産官学民の連携による普及啓発資料として「オール三重でCOOL CHOICE」のDVD(15分)制作支援を行い、11月1日から12月31日まで県内のケーブルテレビにおいて40回の放送を支援しました。
 「オール三重でCOOL CHOICE」の内容は、地球温暖化のメカニズム、世界・国内・三重県への影響、三重県の地球温暖化対策総合対策、三重県内企業の取り組み、本学朴 恵淑特任教授による四日市公害の克服とその教訓を活かした「持続可能な三重創生」のインタビュー、知事メッセージなどで構成されています。国連持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた「ESD for 2030」の普及啓発の教材として、三重県内のユネスコスクールへの配布およびユネスコスクール登録を目指す小中高校への貸出用DVDも用意し、次世代を担う人材育成のための講師派遣を行っています。2月19日には、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の三重県立桑名高等学校において、本学朴 恵淑特任教授による「環境と医療;ウィズコロナ・アフターコロナ時代とESD-SDGs」の講演が、本DVDを用いて行いました。

『できることから脱炭素アクション!「オール三重でCOOL CHOICE」』

02 県内ユネスコスクール・中部電力株式会社・自治体との連携による「エネルギー環境教育」の支援

 中部電力㈱との協同事業の「エネルギー環境教育;実施責任者朴 恵淑特任教授」として、2020年5月27日に三重県内のユネスコスクールの生徒および三重大学生、留学生を対象に、オンラインによる「三重県のバイオマスエネルギー」講演の支援を行いました。今世紀最大の環境問題である気候変動(地球温暖化)の対策がエネルギーマネジメントに大きく依存することから、一次エネルギー自給率が6%を占める日本の次世代を担う人材育成において「エネルギー環境教育」は、ESD-SDGsの最も重要な部門となります。2月5日には、中部電力㈱の最大火力発電所の三重県の川越火力発電所、テラ46の見学会および「エネルギー環境教育」について意見交換会を行います。同時に、城田政幸川越町長と学生との「エネルギー・持続可能な川越創世」について座談会も行い、次世代を担う若者のまちづくりに対する期待や抱負を自治体の長と語る機会を支援します。

ESD活動紹介

01 「国連創設75周年記念講演会」の開催

 三重大学国際交流センター主催の「未来を創るのは、私たちだ。」のオンライン講演会が、2020年12月3日に根本かおる国連広報センター所長を講師に開催されました。国連の取り組みと主要課題(気候変動などの環境問題)、ダイバーシティ(ジェンダー・エンパワーメント)などの概要が説明された後、本学の教職員と学生およびドイツやアメリカなど国内外から多くの参加者との活発な意見交換が行われました。根本所長からは「若者の一人一人には無限の力がある。それをアクションに変え、物事を決定する場面に関わって頂きたい。」とのアドバイスも頂くことができました。

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