3環境・SDGsコミュニケーション
三重大学ESD-SDGsクラブ
- 4 質の高い教育をみんなに
- 17 パートナーシップで目標を達成しよう
「三重大学ESD-SDGsクラブ」は、在学生と留学生と共に、ESD-SDGsの達成を目指した活動として、三重県の自治体との連携によるSDGs講演会や展示会を通じた普及啓発活動、地元企業のSDGs経営講演会、伊勢湾の環境保全活動、国際学会での研究発表、国際交流活動を通じた世界の若者とのコミュニケーションおよび協働活動を通じて、ローカルとグローバルをつなぐ、グローカル活動を積極的に行っています。
研究活動では、2020年10月に開催された、「第12回地域イノベーション学国際ワークショップ(IWRIS2020)」において、メンバーが最優秀論文賞、優秀論文賞を受賞、さらに、2021年7月に開催された、「第12回台湾フィリピン日本国際会議」での研究発表などを行い、国内外から高い評価を頂きました。その研究成果は、三重大学国際環境教育研究センター主催の「2030年のSDGsアイデアコンテスト」で最優秀賞と優秀賞の受賞に結び付くなど、それぞれのメンバーの頑張りがクラブの発展に寄与しています。
三重県の脱炭素宣言の「ミッションゼロ2050みえ〜脱炭素社会を目指して」の推進のために、2020年度から活動を開始している「若者チーム」への参画、三重県のサステナビリティレポートを策定する委員会へ大学(院)生初の委員としての参画など、三重県との連携も積極的に進めています。
産官学民とのパートナーシップによる、地域で学ぶSDGsにも積極的に関わっています。2020年12月に「伝七邸ESD-SDGsスクール」主催の『経済とSDGsー次世代人材育成「論語と算盤」で未来を拓く』において、日本の近代化の父と呼ばれる渋沢栄一の5代玄孫の渋澤 健氏の講演会に、クラブのメンバーが参加し、コロナ禍の時代だからこそ求められる人材やリーダーとは何かについて学び、渋澤 健氏との活発な討論も行いました。
国際交流活動として、2021年7月に、日本を含む太平洋島諸国の首脳や閣僚がオンラインで参加した、第9回太平洋・島サミットにおいて配信された、三重県PR動画にメンバーが出演し、県内学生が取り組む環境活動について報告しました。三重県知事から委嘱されたみえグローカル学生大使、三重日中友好協会日中友情サポーターしての活動など、三重と世界の架け橋としての活動を行っています。
2021年7月には、「三重大学環境・SDGs報告書2021」の特集として、伊藤正明三重大学長との環境・SDGs懇談をさせて頂き、「三重大学ESD-SDGsクラブ」の紹介と共に、参加された5名の学生代表との「三重大学SDGs学生プラットフォーム」の提言を行うことができるなど、クラブとしての成長を実感しています。
若者は「次世代」であると同時に「当事者」でもあります。私たちにできることはたくさんあるとクラブ活動を通じて実感でき、SDGsの2030年、2050年の脱炭素社会・カーボンニュートラル社会形成の主役として、これからも学びながら成長していきます。