三重大学 環境・SDGs報告書2021

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

環境マネジメントシステムの概要

環境マネジメントシステムとは

 本学では,学長(トップマネジメント)がリーダーシップをとり,大学の意図した成果の「①環境目標の達成,②順守義務への取り組み,③環境パフォーマンス(環境活動の結果)向上」を達成させるため環境の方針(Policy)を定めて,環境目標を設定し,取り組みを実施するための「計画(Plan)」を決めて「支援および運用活動(Do)」し,「環境パフォーマンス(活動状況)を評価(Check)」したうえで,次の活動へと進むために「継続的改善(Act)」をする仕組み(PDCAサイクル)のことです。

図 PDCAサイクルによるマネジメントシステム

 国際規格ISO14001規格は,平成27年9月15日に2015年版の規格が発行され,本学では平成27年度中に対応の準備を整え平成28年4月から2015年版の規格に合わせた環境マネジメントシステムを構築・運用しています。

 平成2年度は,「環境報告書のWeb版のライフサイクルアセスメントの実施」と「科学的地域環境人材(SciLets)育成事業の認定者同士のパートナーシップを育むためマッチング・プラットフォームの実施」という新しい内容を,環境マネジメントシステムの計画に組み込み運用を開始しました。

平成31年・令和元年度 EMS(環境マネジメントシステム)実施計画」に新たに組み込んだ項目

 令和2年度の環境マネジメントシステム活動として,「目標の達成状況」,「環境内部監査」,「外部機関による審査(サーベイランス審査)」,「学長による見直し」の項目ごとに分類し報告します。

  令和3年度は,4月から方針および体制に変更があったため,令和3年4月の「環境・SDGs方針(令和2年度は,環境方針の名称)」と,それを達成するため行われた「マネジメントシステム体制(組織図)・ガバナンス」,「環境目的・目標」を報告します。

環境マネジメントシステム体制・組織図 (環境リスクマネジメント体制も同組織で対応)
(令和3年4月1日時点の状況)

図 令和3年度 三重大学環境マネジメントシステム組織体制図

 令和2年度の組織体制は,全学組織として国際環境教育研究センターが環境マネジメントの運営管理を行い,総括環境責任者がセンター長として,各部局から推薦された教職員およびセンター長が必要と認めた教職員が34名と環境ISO学生委員会の代表者4名を含めた38名(令和3年3月31日現在)で構成していました。

 令和3年度は,最高環境責任者の学長の交代に伴い改組を行い,総括環境責任者を2名体制に強化しました。教職員が30名と環境ISO学生委員会の代表者4名を含めた34名(令和3年5月1日現在)で構成しています。(図 令和3年度 三重大学環境マネジメントシステム組織体制図)

 各部門の活動報告と本学EMSについての具体的な環境活動を協議しています。国際環境教育研究センターには,環境・情報科学館(メープル館)に施設環境チームを設置し,学内と学外への環境情報の発信拠点としての役割を担っています。(図 令和3年度 三重大学国際環境教育研究センター体制)

図 令和3年度 三重大学国際環境教育研究センター体制

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