8マネジメントシステム
情報の伝達・収集および共有の手段
- 12 つくる責任つかう責任
インターネット・キャンパスLAN上のネットワークサービスを,内部および外部コミュニケーションの手段として利用することにより,環境マネジメントシステムを円滑な運用が可能となります。本学では,構成員へのさまざまな環境関連情報の提供や各部署からの活動記録などの情報集約・共有に,WebサイトやMoodleシステム(eラーニング用コンテンツ管理システム),専用サーバー,メーリングリストを活用しています。また,2019年より環境報告書もWeb版に移行しました。なお,各コンテンツやデータは国際環境教育研究センターによって適切に管理運営されています。
1.Webサイト
本学における環境活動のポータルサイトとして,三重大学国際環境教育研究センターのWebサイト(https://www.gecer.mie-u.ac.jp/)を公開し,環境への取り組みや環境ISOに関する活動など本学の「環境」をキーワードとする各種情報を広く学内外に提供しています。このサイトでは,本学の環境・SDGs方針を始め,最新版の環境・SDGsマネジメントマニュアルや環境マネジメントシステム体制(学内向け),エネルギー使用量などのさまざまな情報にアクセスできます。また,環境教育,環境研究,スマートキャンパス,環境ISO推進と環境マネジメント,SDGs-ESD,さらにユネスコスクールといった各部門の情報やMIEUポイント,SDGs,さらにはリカレント教育のサイレッツ(科学的地域環境人材)育成事業の活動を常に紹介しています。さらに,報道履歴や学内外で実施される環境関連の各種イベント(町屋海岸清掃や講演会の案内)などの最新情報を,随時トップページに掲示しています。
令和2年度には,Webサイトのセキュリティを見直し,SSL(Secure Sockets Layer:Webサイトとそのサイトを閲覧しているユーザとの通信を暗号化するための仕組み)通信を行うことにより,安全な情報公開を可能にしました。
国際環境教育研究センターのWebサイト
環境マネジメントマニュアル運用サイト
2.Moodleによる運用サイト
本学では,三重大学環境マネジメントシステムにのっとり,各部局において環境への取り組みのPDCAサイクルを実施しており,取り組みの計画や記録などを書類管理することは重要な作業となります。これらの作業を容易にすると共に,書類を一元管理し随時閲覧ができるように,Moodleシステムで構築された「環境マネジメントマニュアル運用サイト」を設けています。本サイトへのログインアカウントは,全ての構成員が取得可能で,学外からも安全にアクセスし,マネジメントマニュアル関連書類の参照や書式のダウンロード,活動記録など作成書類のアップロードが可能です。インターネット端末があればいつでも必要な情報の参照・共有や記録書類などの提出が可能であり,環境活動に対して抵抗なく取り組むことができるほか,書類のペーパーレス化にも貢献しています。
そのほか,国際環境教育研究センターや環境ISO学生委員会のさまざまな活動・プロジェクト,三重大ブランドの環境教育においてもMoodleを活用しており,国際環境教育研究センター員や学生委員の情報交換・共有のための「国際環境教育研究センターワークサイト」,三重大学環境マネジメントシステムにおける内部監査の書類管理のための「環境ISO監査のページ」,「現代社会理解実践(環境教育実践MIE-Uポイント)」のためのサイトなどを設けています。
3.MIEUポイント専用サーバー
本学では,平成24年度からMIEUポイントシステムを実施しています。MIEUポイントとは,学生・教職員が学内で実施した環境・省エネ活動を「見える化」し,活動内容に応じたポイントを付与するシステムです。 パソコン・スマートフォンで操作可能なMIEUポイント専用サーバーを設置しており,利用者が活動をしたその場で簡単に申告を行うことができます。
4.電子メールとメーリングリスト
本学では,環境活動に関連した情報の周知には主として電子メールとメーリングリストを使っています。各種情報はメーリングリストに登録された全ての部局の環境責任者・副環境責任者,ユニット環境担当者,エネルギー管理者にプッシュ配信しており,情報の迅速な周知と共に,ペーパーレス化にも貢献しています。また,使用電力が増大する夏場には,変電施設の監視装置から警報メールをメーリングリストに自動送信することにより,各部局のユニット環境担当者が適切に節電行動を行えるようにしています。
5.環境・SDGs報告書
ペーパーレス化のため,従来は印刷物として刊行していた環境・SDGs報告書をWeb上で公開しています(https://emr.gecer.mie-u.ac.jp/2021/)。環境報告書2019からは,PC 端末やタブレット端末,スマートフォンなど各種端末機器によって異なるディスプレイの大きさに対応したレスポンシブWebデザインで構成したため,誰もが多様な端末で,手軽に目的の記事を閲覧できます。
なお,過去の環境報告書についてもWeb版と2018年以前の環境報告書はPDF版を公開しています(https://www.mie-u.ac.jp/profile/environment/environment.html)。