三重大学 環境・SDGs報告書2021

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

地球温暖化防止活動

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を

 本学では,地球温暖化防止活動の一環として,教職員にノーネクタイやノー上着など軽装を呼掛けするクールビズなどを実践してきました。この活動によって,一定の成果が出ましたが,これは教職員への啓発のため,令和3年度からは,取り組む主体を教職員のみから,学生にも地球温暖化対策への 参画意識を持ってもらうことも含め,行動の見直しとなる賢い選択「クールチョイス」の取り組みに転換をしました。大学という教育機関では,教職員以上に学生数が多いため,学生が主体的に取り組むことを考えての「クールチョイス」の取り組みにしました。

新たな令和3年5月からの取り組み

令和3年度 クールチョイスのポスター

 令和2年度の地球温暖化防止の活動は,前年度末から続くコロナウイルス感染症の影響で,4月から大きく変化をしました。
実態として,

  • 授業がオンライン授業の開催となり,学生が登校しなくなったこと。
  • 教職員の勤務が,一部在宅勤務を開始したこと。
  • 令和2年度の前期は全ての授業がオンライン開催となったことで,講義室の照明・空調の電力消費がなくなり,全学のエネルギー使用量も減った。後期には,対面が必要な実習の授業では,三密対策をとった上で,学生の登校の許可を出し,一部構内利用が始まり,エネルギー使用量は前期に比べ増加した。また,教職員の事務室・居室は,通年換気を行ったため,夏季の冷房効率と冬季の暖房効率が悪化し,一部の空調電力の消費が多くなったこと。

 これら実態から,例年開催している「省エネおよび環境マネジメントシステム研修会」では,コロナウイルス感染症の影響と対策を考慮して,有効な換気と,エネルギー消費について研修を行った。(詳しくは,省エネおよび環境マネジメントシステム研修会をご覧ください)

 そのほか,地球温暖化防止活動(クールチョイス)の啓発として,令和2年度の現状を踏まえた冷暖房時期の空調設定温度や,衣服での調整について説明したポスターを作成し教職員への配布や掲示をしています。

クールビズ

実施期間:令和2年5月1日(金)~10月31日(土)
活動のポイントでは,第一に,新型コロナウイルス感染症対策として,事務室・居室では,『三密』を避けようにアナウンスをして,

  1. 冷房は室温 28℃
  2. ちょっとした気づきで節電
  3. 涼しく過ごすために軽装で

をお願いしました。

※省エネピクトグラムに使用している,国際電気標準会議『電源スタンバイ(IEC5009)』 は,
  国際標準化機構(ISO)に,三重大学内において使用の許可申請をしています。

ウォームビズ

実施期間:令和2年11月1日から令和3年3月31日
活動のポイントでは,『三密を避ける』,『こまめな手洗い』,『換気と咳エチケット』をアナウンスして,

  1. 暖房の温度を適切に
  2. ウォームビズファッションであたたかく
  3. お昼休みにWalkingでぽっかぽか

をお願いしました。

ウォームビズのポスター

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