1三重大学の概要
基本理念
- 4 質の高い教育をみんなに
- 5 ジェンダー平等を実現しよう
- 12 つくる責任つかう責任
本学は,人文学部・教育学部・医学部・工学部・生物資源学部および地域イノベーション学研究科の5学部6研究科からなる,空・樹・波の「三翠本学の前身の一つである三重高など農林学校の校歌にある「み空のみどり,樹のみどり,波のみどり」に由来しており,三重高など農林学校が創設された頃,海岸まで濃い緑の松林に囲まれた学校から望むことができる伊勢湾の景観を表したもの。」に恵まれた伊勢湾岸中勢地方に立地し,地域の発展に大きな期待を担う地域圏大学として自然環境と人間活動の調和を目指すと共に地域社会の発展に大きく寄与してきました。三重県における唯一の国立大学法人の総合大学として,地域に留まらず,地球規模の環境問題に対して主体的に取り組み,次世代に持続可能な地球社会を引き継ぐ使命を担うことのできる人材育成を目的とした環境先進大学を目指しています。
本学は総合大学として,教育・研究の実績と伝統を踏まえ「人類福祉の増進」「自然の中での人類の共生」「地域社会の発展」に貢献できる「人材の育成と研究の創成」を目指し,学術文化の受発信拠点となるべく,切磋琢磨することを基本理念としています。
基本的な目標は,「三重の力を世界へ:地域に根ざし世界に誇れる独自性豊かな教育・研究成果を生み出す~人と自然の調和・共生の中で~」です。さらに教育に関しては,幅広い教養の基盤に立った高度な専門知識や技術を有し,地域のイノベーションを推進できる人財を育成するために,「4つの力」すなわち「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力」それらを総合した「生きる力」を躍動させる場として,社会の新しい進歩を促すと同時に他者に対する寛容と奉仕の心を併せもった感性豊かな人材を育成することを教育全体の目標にしています。これは,受け身の学習によって既定の知識を付与されるのではなく,問題発見力を中心とした「生きる力」を培うことを通して,学生自らが地域社会の課題を正面から考え,そして地域社会に欠くことのできない個性豊かな人間として成長し,世界へと飛躍するのが,この教育目標のねらいです。本学は,学長のリーダーシップの下に,速やかな意志決定と行動を可能にする開かれた大学運営と体制の整備に努め,また,こうした取り組みを通じて三重に所在する総合大学としてのUSR(大学の社会的責任) 社会的責任(Social Responsibility:SR)の意味に,実践組織を大学の英語表記university:Uを付したもの。
社会的責任の考えでは,活動内容について積極的な情報開示によって説明責任を果たすことが求められる。を果たすことを目指しています。