3R活動

  • 12 つくる責任つかう責任
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

1.Reduce

生協および学内コンビニエンスストアでのレジ袋削減活動

 三重大学生活協同組合や学内のコンビニエンスストアでは,環境負荷 環境に与えるマイナスの影響を指します。環境負荷には,人為的に発生するもの(廃棄物,公害,土地開発,戦争,人口増加など)と,自然的に発生するもの(気象,地震,火山など)がある。の低減のために無料レジ袋を配布していません。代わりに三重大学は学生および教職員に対してオリジナルのエコバッグを配布しており,学内に限らず学外においても活用してもらえるようにしています。この取り組みの結果,取り組み前と比較して学内のレジ袋は99.9%削減されました。平成29年にはエコバッグのデザインが一新され,内ポケットや底マチが追加されたことによってさらに使いやすくなりました。
 当委員会は,毎年新入生へのオリエンテーションで,学内での買い物の際にはレジ袋が貰えないことの周知と,配布したエコバッグの使用推進を目的に説明を行っています。学内でエコバッグを使用している学生や教職員はよく見られますが,日常の買い物でもこのエコバッグを使う習慣をつけてもらうためにも,これからも呼びかけを行っていく必要があると考えています。

  • エコバッグ

    エコバッグ(R1.9.13)

2.Reuse

古本市

 私たちが主催している学生向けイベントの中で,特に盛況なものの一つが古本市です。手作りの古本回収BOXを学内3ヵ所(翠陵会館1階,附属図書館1階,環境・情報科学館1階)に設置し,学生に不用になった本を好きなときに入れてもらっています。その本を定期的に回収し,年に2回(4月と10月),環境・情報科学館1階においてフリーマーケット形態で無償譲渡イベントを開催しています。平成30年度の第8回以降,古本の回収数は減少傾向にありますが,令和元年10月に開催した第11回古本市では,第10回で譲渡されなかった本も譲渡され,リユース率(=譲渡数/回収数)は120%となりました。

 最近では,電子書籍の普及もあって紙の書籍を利用する人は減っていますが,古本市にはたくさんの学生にお越し頂いているので,今後もたくさんの本を「Reuse」していけるよう,活動を行っていきます。

  • 古本市の様子(H31.4.12)

    古本市の様子(H31.4.12)

  • 古本回収ボックス(R1.6.25)

    古本回収ボックス(R1.6.25)

古本の譲渡状況

放置自転車対策活動

 本学は広大な敷地を有しているため,多くの学生や教職員が登下校や学内の移動に自転車を利用しています。学内の駐輪場には常にたくさんの自転車が止められていますが,その中には故障していたり,卒業に伴って不要になったりといった理由で放置された自転車が数多くあり,その数は年間300台~500台にものぼります。これらの自転車を放置しておくと駐輪スペースが少なくなってしまうだけでなく,景観の悪化や時には救急車などの緊急車両の通行を阻害しかねません。そこで平成19年より,当委員会が学務部に協力する形で問題を解決するべく活動を開始しました。
 当委員会は学内の放置自転車の回収,修理,譲渡という一連の流れを,一年を通して行っています。

1年間の流れ
1年間の流れ

 回収された自転車は持ち主に確認をとり,引き取りを拒否されたものや持ち主と連絡がつかないものを我々の手で修理していきます。それらの自転車は業者の点検を経て,本学に入学する留学生へと無償で譲渡することで資源のリユースにつなげています。令和元年度は前年度より37台多い344台の自転車を回収しました。そのうち修理可能と判断した自転車の修理・点検を進めました。しかし,令和2年度4月は新型コロナウィルス感染拡大防止に伴い,行われる予定であった譲渡会が中止となってしまいました。学内の放置自転車を整理することはできましたが,自転車の譲渡による資源の有効活用には一歩およびませんでした。本年回収した自転車については次年度以降の活動での活用を計画しています。

  • 自転車回収の様子

    自転車回収の様子(R1.10.20)

  • 自転車修理の様子(R2.2.11)

    自転車修理の様子(R2.2.11)

3.Recycle

リサイクルトレー(リ・リパック)回収

 三重大学生活協同組合で販売されている弁当は,食後に表面のフィルムを剥がして再利用することができるリ・リパック 容器の表面に薄いフィルムを圧着し,リサイクルを容易にしたもの。
使用後に表面フィルムを剥離することにより,洗浄をせずにそのまま回収・リサイクルができ,ごみの量が通常の1/20程度となる。
という容器を使用しています。私たちは月に2回,学内9ヵ所に設置された回収BOXから,三重大学生協学生委員会と協力して容器の回収を行っています。回収率は40%を下回ると環境負荷 環境に与えるマイナスの影響を指します。環境負荷には,人為的に発生するもの(廃棄物,公害,土地開発,戦争,人口増加など)と,自然的に発生するもの(気象,地震,火山など)がある。となってしまうため,回収率40%以上を維持できるように新入生オリエンテーションでリ・リパックのフィルムの剥がし方や回収方法を紹介したり,SNS上でフィルムの剥がし方を動画にして投稿したりして,学生の回収意識の向上に向けて活動しています。令和元年度は回収率向上を目指し,新たに回収BOXを設置しました。

  • リ・リパック回収(R1.5.07)

    リ・リパック回収(R1.5.07)

  • 生協弁当容器「リ・リパック」(R1.5.7)

    生協弁当容器「リ・リパック」(R1.5.7)

エコステーション

 生協,生協学生委員会と協力して学内のエコステーションの管理を行っています。ここでは,牛乳パック,インク・トナーカートリッジ,エコキャップペットボトルのキャップのこと。
環境ISO学生委員会では,その売却利益をもとに発展途上国の子ども向けワクチンを送る支援活動を目的に回収し,市内の業者へ譲渡している。
,古紙を回収しており,当委員会はエコキャップと古紙を管理しています。
 エコキャップは回収後に市内の業者に譲渡し,世界の命の危機にさらされている子どもたちにワクチンを届ける支援に役立てています。譲渡は2ヵ月に1度のペースで行っており,令和元年5月から令和2年2月までに597kg(ワクチン約300人分に相当)を譲渡しました。

  • エコキャップ回収(R2.1.10)

    エコキャップ回収(R2.1.10)

  • エコキャップ譲渡(R1.9.20)

    エコキャップ譲渡(R1.9.20)

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