部・サークルの環境活動①

  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

三重大学ESD-SDGsクラブ

 国連が提唱するESD(持続可能な開発のための教育)持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)の略語。
現代社会の課題を自らの問題として捉え,身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより,それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと。そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動のこと。
とSDGs(持続可能な開発目標)は,誰一人取り残さない世界を実現するため,全世界の全てのステークホルダー活動に伴い利害の影響を受ける関係者のことです。大学の場合,教育・研究活動に伴い利害の影響を受けるのは学生であり,学生の保護者,地域の企業,行政などが上げまれます。一般的な企業では,株主,経営者,従業員,顧客,取引先などになります。 とのグローバルパートナーシップで取り組む大命題であります。ESD-SDGsへの三重県の動向として,三重県は令和2年7月16日に,内閣府の「SGDs未来都市」に選定され,津市は令和2年7月29日に,三重県の海の道である津なぎさまちでの港湾の振興発展活動が認められ,国土交通省の「海事関係功労者」表彰を受けています。このようなESD-SDGs活動をさらに発展させるためには,次世代を担う若者の役割がますます期待されます。

 「三重大学ESD-SDGsクラブ」は,このような国内外の動向を踏まえ,在学生と留学生と共に,ESD-SDGsの達成を目指した活動として,三重県の自治体との連携によるSDGs講演会や展示会を通じた普及啓発活動,地元企業のSDGs経営講演会,伊勢湾の環境保全活動,国際学会での研究発表および国際交流活動を通じた世界の若者とのコミュニケーションおよび協働活動を通じて,ローカルとグローバルをつなぐ,グローカル活動を積極的に行っています。

 多岐に渡る「三重大学ESD-SDGsクラブ」活動は,国内外において高く評価されています。平成30年6月30日には,朴恵淑人文学部・地域イノベーション学研究科教授(本クラブ顧問)を総合司会として,鈴木英敬三重県知事,三重県日中友好協会の小宮一郎事務局長,本クラブメンバーの小西凌(現代表),南部陽香(前代表),中国からの留学生の万華(現副代表),孫満氏をパネラーに,「日中平和友好条約締結40周年」を記念したトークセッションを開催しました。そのトークセッションで提案された三重の若者とアジア・世界の若者との国際交流を図る主体として,平成30年10月には三重県から「みえグローカル学生大使※」に多数任命されました。また,平成30年10月および令和元年10月の国際学術会議において,最優秀論文賞および優秀論文賞(Cisse FASINET,ギニア共和国からの留学生)を受賞するなど,多くの実績を上げています。※みえグローカル学生大使…三重県が国際的な活動にかかわる学生を応援する事業。

 「三重大学ESD-SDGsクラブ」は,環境・経済・社会とのバランスの取れた,持続可能な三重・日本・アジア・世界の創生のために,より多くのメンバーを募り,一人ひとりの力量向上のための研究活動,三重県の産官学民とのパートナーシップによるESD-SDGsの普及啓発活動をさらに積極的に行います。

  • (H30.6.30)

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