2特集
スマートキャンパスがIPEEC省エネトップテンに選定
- 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 11 住み続けられるまちづくりを
令和元年6月28日(金)・29日(土)の両日で開催された『G20大阪サミット(首脳会議)』に先がけて,6月15日(土)・16日(日)に長野県軽井沢町を会場として 『持続可能な成長のためのエネルギー転換と地域環境に関する関係閣僚会合』 が資源エネルギー庁と環境省の主催で行われました。
この関係閣僚会合の関連イベントとして,6月12日(水)に,国連大学を会場として 『省エネ,イノベーション,クリーンテクノロジーへのファイナンスに関するG20グローバルサミット』が国際省エネルギー協力パートナーシップ(IPEEC),国連環境計画・金融イニチアティブ(UNEP FI)の主催で開催され,同イベントの中で発表された「省エネトップテン選考事業」の国際リストの中に,三重大学の『全学をあげたスマートキャンパス活動に伴い利害の影響を受ける関係者のことです。大学の場合,教育・研究活動に伴い利害の影響を受けるのは学生であり,学生の保護者,地域の企業,行政などが上げまれます。一般的な企業では,株主,経営者,従業員,顧客,取引先などになります。 構築』が選定されました。
IPEECの評価スコアによると,三重大学のスマートキャンパスは日本から選定された4件の事例(建築部門 技術導入優秀事例)のうちで最高点を獲得しています(Score: 86.8)。
「省エネトップテン選考事業 国際リスト」(抄)
<背景>
IPEEC(International Partnership for Energy Efficiency Cooperation/国際省エネ協力パートナーシップ)は,2008年G8青森エネルギー大臣会合において,急増するエネルギー需要,地球温暖化問題の深刻化の中で構想され,2009年に設立されました。メンバーとして G8,EU,中国,インド,オーストラリア,韓国,ブラジル,メキシコ,南アフリカなどが参加するエネルギー効率化国際協力推進組織で,近年はG20とも連携した活動を展開しています。
省エネトップテン選考事業は,IPEECの中に2013年に結成されたタスクグループであり,中国とオーストラリアが事務局となり,日本,アメリカ,韓国,カナダ,フランスの7か国が加盟しています。省エネ効果が高い技術と技術導入優秀事例を世界に普及させることを目的に,定期的に国際トップテンリストを作成しており,今回は建築と産業の2部門で合計40件,日本からは14件が選定されるところとなりました。
省エネルギーセンター Webサイト: https://www.eccj.or.jp/sub_07/pdf/ipeectopten2.pdf<TOP TENs 2019>
【建築部門】技術導入優秀事例
- 三重大学『全学をあげたスマートキャンパス構築』
- 足利病院・日建設計『次世代グリーンホスピタルの省エネ取り組み』
- 大成建設『都市型ZEB』
- ミサワホームほか『相積み輸送,効率的輸送計画による省エネ』