2特集
上浜キャンパス内に「三重大トリムトレイル」が誕生
- 3 すべての人に健康と福祉を
- 11 住み続けられるまちづくりを
- 17 パートナーシップで目標を達成しよう
令和元年9月6日(金),大学構内に設定された散策コースである『三重大トリムトレイル』の供用開始をことほぐため,絶好の青空のもと,学内の関係者や各種ステークホルダー活動に伴い利害の影響を受ける関係者のことです。大学の場合,教育・研究活動に伴い利害の影響を受けるのは学生であり,学生の保護者,地域の企業,行政などが上げまれます。一般的な企業では,株主,経営者,従業員,顧客,取引先などになります。 ,並びに報道陣を含めたおよそ150人によってオープニングウォークの記念式典が開催されました。
オープニングセレモニー(R1.9.6)
三翠ホール前において挙行されたセレモニーでは,国際環境教育研究センター長の梅川逸人理事(情報・国際・環境担当)による挨拶ののち,駒田学長,梅川理事,そしてトリムコース企画の発案者である伊藤病院長,加納教授(前環境担当理事)の4人によるテープカットが行われました。
テープカット(R1.9.6)
テープカットの終了後には,式典に集まった関係者全員による歩き初めが始まります。
ルートやコース内の見どころ,AEDやトイレの設置位置などが記された散策マップを手にして本部管理棟前までのルート(コースの一部)を皆で散策しました。
オープニングウォーク(R1.9.6)
散策の途中で,オープニングウォークに参加した学生のうちの一人が駒田学長に声を掛けます。
学長も始めのうちは7,000人余りいる学生の一人として普段どおりのフランクな受け答えをしておりましたが,会話が進むうちにその相好が崩れます。
「もしかして君は…」
その学生は,学長がかつて医師として勤務していた小児科で関係した思い出深い患者のうちの一人だったのです。
かつてのクランケが見まごうばかりの立派な青年に成長して自身が牽引する大学の学生となった。そして,今はこうして肩を並べて同じキャンパス内を闊歩している。
教育者(医療従事者)である学長にとっても感慨深いオープニングウォークとなった様でした。
このトリムトレイルは,学生や教職員はもちろんのこと,附属病院に入院されている患者さんや地域の皆さんにも利用を開放しております(ウォーキングやランニングのコースを提供することにより,ステークホルダーの皆さまに心身のリフレッシュを図って頂くことを目的としています)。
コースの設定にあたっては,学内に広くアイデアを公募致しました。そして,学生や教職員,並びに部局から応募のあった35点のアイデアを基にして建築意匠や構法などが専門の教授が監修するかたちで全体がデザインされています。
コースは「北サイトコース」と「南サイトコース」のそれぞれ2.0kmずつを設定しており,全長(4.0km)を散策した場合には,『21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)』が提唱している「生活習慣病の発症を減少させるための身体活動」である約300kcalのエネルギー消費を行うことができます(体重が70kgである人の場合)。
コースを案内する『散策マップ』は,上浜キャンパス正門にあるインフォメーションセンターで配布しております(お一人さま一部ずつ)。
『散策マップ』の作成については,三重大学の各同窓会,三重大学生活協同組合様からご協賛を頂いております。
読者の皆さんも,本学にご来学の際には是非ともこの『三重大トリムトレイル』を散策してみてください。