2特集
環境・SDGs座談会2023(イントロダクション)
- 開催日時
- 令和5年8月10日(木)13:30~15:30
- 開催場所
- 地域共創プラザ2階 多目的室
- テーマ
- ダイバーシティ&インクルージョンな視点に基づくCN社会に向けた取り組み
趣旨
学生を取り巻く環境は、脱炭素社会に向けたインフラやAI技術などにより大きく変わろうとしています。
また、学生の仕事の選び方や企業が求める人材像も大きく変わることが予想されます。
そうした時代の変化に対応し、環境や社会の課題解決に向け取り組むことができる人材の育成は、本学の大きな役割と考えます。
今回の座談会では、大学、学生、留学生、企業の方々と地域とともに未来を拓く人材の輩出について、ダイバーシティ&インクルージョンの視点を踏まえ、開催します。
大学
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伊藤 正明三重大学 学長
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西岡 慶子三重大学 理事(地域共創)
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金子 聡三重大学 副学長(国際環境教育研究センター長)
企業
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竹林 憲明三重トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長
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速水 敏浩中部電力パワーグリッド株式会社 執行役員 三重支社長
学生
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小崎 敬太三重大学 環境ISO学生委員会 委員長(生物資源学部2年)
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鳥居 巴三重大学 環境ISO学生委員会(人文学部3年)
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石井 優至三重大学 環境ISO学生委員会(生物資源学部2年)
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香川 智美三重大学大学院 生物資源学研究科2年
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城田 麻里奈三重大学 人文学部4年
留学生
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ペトロフ・キリル・リュドミロフ三重大学大学院 人文社会科学研究科1年(ブルガリア)
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セーガ・ララ三重大学 人文学部特別聴講学生(ドイツ)
- 金子
只今から、「環境・SDGs座談会」を開催致します。本日、進行役を務めさせていただきます国際環境教育研究センター長の金子 聡と申します。専門は工学部で、主に化学の環境化学や分析化学を教えています。授業では化学の講義だけでなく、新しい材料の合成や実験などを通じて環境改善に貢献するための研究にも取り組んでいます。
今回のテーマは「ダイバーシティ&インクルージョンな視点に基づくカーボンニュートラル社会に向けた取り組み」となります。昨今、社会や大学および学生を取り巻く環境は、脱炭素社会へ向けたインフラやAI技術などによって大きく変わろうとしています。今日は多くの学生の皆さんも参加していますが、彼らの将来の選択や企業に対する期待も変わってきています。また、企業の代表の方も3名お越しいただいていますが、その企業が求める人物像や人材像も大きく変わることが予測されます。こうした時代の変化に適応し、環境や社会の課題に取り組む能力を持つ人材育成は、本学の重要な役割と思っています。
今日の座談会では、大学、学生、留学生、企業の代表の方が参加し、ダイバーシティ&インクルージョンの視点を踏まえて、未来を拓く人材の育成について議論を行いたいと考えています。どうぞよろしくお願い致します。
それでは始めに、本日ご参加いただいた皆さまから自己紹介をいただきたいと思います。
- 西岡
西岡 慶子と申します。本学の理事・副学長を務めています。地域共創担当として、非常勤の立場で本学の仕事に従事していますが、本業は工作機械メーカーの経営者です。工場は主に三重県の津市と千葉県にあります。地域共創というのが私のテーマであり、本学は地域と連携し、ともに社会課題を解決していくことを目指しています。地域共創大学として、本学と地域の連携のあり方について今取り組んでいるところです。
また、今日は留学生の方々も参加されていますので、日本における環境への考え方、グローバルな視点での環境への考え方について話をさせていただきたいと思います。ぜひ有意義な素敵な午後にしていきたいと思いますので皆さんのご協力をよろしくお願い致します。
- 竹林
三重トヨタ自動車株式会社の社長をしております竹林 憲明と申します。トヨタ自動車株式会社とは資本関係がない独立した会社です。私たちの仕事は主に三重県内でトヨタ自動車株式会社の車両販売のメンテナンス、快適なカーライフの提供に取り組んでいます。
自動車業界のCO₂排出に対する関心があると思いますのでさまざまなことを分かりやすくお伝えし、質問にも答えたいと思います。
私は九州の福岡出身で、縁があって三重に来ましたが、今は三重に愛着を持っています。学生時代はラグビー部に所属しており、勉強よりもスポーツに打ち込んでいました。社会人になりたての頃は、楽をすることばかり考えていましたが、今考えると非常に勿体無い時間を過ごしたと反省しています。これから皆さんにいろんなことをお伝えしたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
- 速水
中部電力パワーグリッド株式会社 三重支社の速水 敏浩と申します。中部電力パワーグリッド株式会社は、中部電力グループの一つで、電力を供給し、エネルギーを皆さんに提供する役割を担っています。三重支社は三重県の大半の地域へ安全で安価な電気の供給を目指して、日々努力しています。私は昨年の4月に三重支社に赴任し、以前は名古屋の本社で財務や経理の仕事に携わっていました。現在は三重支社で、電柱や電線、送電設備などの管理や維持を担当しています。私たちは地域とともに成長し、電気を安全に利用していただける環境を提供することを目指しています。私たちの仕事は地域の発展に貢献し、ともに成長していくことを目標にしています。今日はそのような視点でお話しができればと考えています。皆さんからもいろいろとご質問いただければと思いますし、私の意見もできる限り皆さんに分かりやすくお話ししたいと思います。
- 小崎
三重大学生物資源学部2年の小崎 敬太と申します。「環境ISO学生委員会」の委員長を務めています。環境ISO学生委員会は、海岸清掃や学内で放置された自転車を法的な手続きを経て点検・修理など、学内の環境マインド向上を図る団体です。海岸清掃は、本学近隣の町屋海岸を2か月に1度清掃し、地域の住民の方も含めて約100〜200人が参加しています。本日はよろしくお願い致します。
- 鳥居
三重大学人文学部3年の鳥居 巴と申します。「環境ISO学生委員会」に所属しています。環境ISO学生委員会では環境啓発イベントの参加や主催しているイベント企画部で活動しています。よろしくお願い致します。
- 石井
三重大学生物資源学部2年の石井 優至と申します。「環境ISO学生委員会」に所属しています。私はグリーンキャンパス部の緑化班で活動しています。緑化班ではグリーンカーテンなど学内の緑化活動に取り組んでいます。よろしくお願い致します。
- 香川
三重大学大学院生物資源学研究科修士2年の香川 智美と申します。「環境ISO学生委員会」には、学部時代に所属していました。担当は、広報部として環境活動を学内外に広めるための広報活動と元委員長として全体のまとめ役も務めていました。現在は研究科で『こんぶだし』という食品をテーマとした研究に取り組んでいます。本日はよろしくお願い致します。
- 城田
三重大学人文学部4年の城田 麻里奈と申します。ピアサポーター学生委員会に所属し、学生の人生相談などのサポートを行っています。また、地域の経済に関する統計分析の勉強も行っています。本日はよろしくお願い致します。
- ペト
ロフ 三重大学大学院人文社会科学研究科1年、ブルガリアから来た留学生のペトロフ・キリルと申します。地域文化論専攻(忍者・忍術学)について学んでいます。特に日本史、日本中世史、日本の宗教に関心があり、戦国時代の研究をしています。よろしくお願い致します。
- セーガ
三重大学人文学部特別聴講学生、ドイツから来た留学生のセーガ・ララと申します。ドイツでは東アジアの経済と政治を学んでいます。特に日本の農業に関する法律や協同組合などについて勉強しています。日本では3年間(広島、東京、三重)住んだことがあり、いろいろ興味深い体験をしています。よろしくお願い致します。