環境インターンシップ

  • 4 質の高い教育をみんなに

 本学は、大学内での学修と社会での実践との往還を通して、各学生が自身の学びを深化させることができるよう、インターンシップを大学教育の一環として位置付けています。狭い意味での就業体験ではなく教育的インターンシップとして、令和元年度入学生からはその履修を卒業要件としています。
 一方で、国際環境教育研究センターでは、10年以上前から、「環境インターンシップ」(平成2年度以降は「現代社会理解実践(環境インターンシップ)」)という名称の授業を開講し、全学の主に1~2年生を対象として、環境関連の実務現場における教育的インターンシップを実施してきました。
 これは、企業・官公庁などにおける環境実務への参加を通して、企業・官公庁などの行っている環境活動に対する理解を深めるとともに、学んだことをその後の大学での学修に活用することをねらいとした授業科目です。生物資源学部と人文学部では、上述の卒業要件を満たす科目として認定されています。
 コロナ禍での2年間の中止を経て、令和4年度には亀山市役所とミキモト真珠島真珠博物館でのインターンシップが再開しました。さらに、令和5年度には、キオクシア株式会社と伊勢商工会議所でのインターンシップも再開となりました。受講生は、キオクシア株式会社では、世界規模の半導体工場での環境マネジメントシステムや廃棄物管理などの業務、および環境啓発活動に従事し、伊勢商工会議所では、市街地の環境といった側面から、まちづくりや地域創生に関する業務に従事します(表1)。

表1 令和5年度の環境インターンシップ受け入れ機関

表1 令和5年度の環境インターンシップ受け入れ機関

 受講生は、大学での事前指導を受け、自身で各機関の担当者と連絡を取り合い、打ち合わせや事前の準備などを進めて、夏季休業期間中(8月~9月)に一週間のインターンシップに参加します(表2)。
 令和5年度のインターンシップ生は12名です。それぞれの学生にとって、大学の内側だけでは得られない貴重な学びの機会となることを願っています。

表2 環境インターンシップの1年の流れ

表2 環境インターンシップの1年の流れ

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