令和5年度は、本学を卒業した先輩方の様子を特集として紹介します。
 国立大学は、平成16年4月から法人化し、国立大学法人となったことに伴い、大学の自主性を尊重するようになりました。本学では環境先進大学を目指すことを掲げて、環境マインドを育成することに注力し学生を輩出してきました。
 環境・SDGs報告書2023では、環境マインドを持った卒業生が、社会で活躍している様子を知っていただくことを目的に特集を編成しました。
 本報告書では、4名の卒業生に現在の活動の様子を取材していますが、その内2名は、在学中に環境ISO学生委員会として積極的に環境活動をしていた方です。
 本学で学び卒業した後に、社会人として活躍している様子が伺えます。

卒業生の活動①

  • 14 海の豊かさを守ろう

<三重県亀山市役所勤務>森 ゆり佳
(平成26年度卒業 生物資源学部 資源循環学科)

現在の活動

 現在自分が直接かかわる業務ではありませんが、職場ではSDGs推進に係る取り組みや、環境について身近に考える機会の創出を目的とした里山での親子イベントなどを開催する業務があります。
 また、SDGsをテーマにした研修などにも参加しています。

活動のきっかけ、理由

 子供の頃から地球温暖化や再生可能エネルギーについて漠然と興味があったため、生物資源学部に入学しました。一般教養科目においてもISO評価に関する講義や環境インターンシップなど、環境をテーマにしたものが多くあったため、受講しました。
 環境インターンシップではいくつか受入れ先の選択肢がある中、現職場である亀山市役所へ訪問し、里山公園の管理や環境活動を実施する団体との交流、外来生物について知るためのザリガニ釣り大会の開催などに携わりました。環境インターンシップの受講を機に、交流した団体の活動に参加するようになりました。

在学中の活動などの思い出

 特に記憶に残っているのは、団体活動の中で里山公園での池干しを実施した際、参加する子供たちに向けて紙芝居を読んだことです。一緒に池でどろんこになった皆と、環境について楽しく学べるというのはとても貴重な機会でした。
 最近は、田舎でも自然の中で遊ぶ機会は減ったように感じるので、このような機会は積極的に作り出すことが重要なのだと感じましたし、何より子供たちと一緒に自然で遊べるのは純粋に楽しい!とわくわくしたことを今でも覚えています。
 入学時はエネルギー関係の研究に興味がありましたが、環境インターンシップや団体活動に参加する中で、普段の生活を送る一人ひとりが環境について意識する機会に触れることにとても興味を持ちました。人とかかわることが好きだったこともあり、今の職場へ進むことになりました。

今後の目標や挑戦してみたいこと

 コロナ禍という未曽有の状況の中、キャンプなど自然で遊ぶアクティビティが流行しましたが、私も以前から興味のあったスキューバダイビングを始めました。上から見るのとは全然違う、水中の世界に感動しました。
 今後もきれいな海であり続けてほしいと思いましたし、自然というすばらしい遊び場を失いたくないので、これを機に、これまで余りかかわったことのなかった海について、自分にできることを考えてみたいと思います。

在学生や本学を目指す高校生へのメッセージ

 最近は、いよいよ温暖化による影響も顕著に表れるようになり、多くの人が環境を意識せざるを得ない時代になりました。脱炭素化が社会的に推進される中、それらの研究をされている皆様には心より感謝と敬意を表します。
 環境について興味のある皆さんには是非ともそのような道へ積極的に飛び込んでほしいと思いますし、いざ何かに興味を持って進んでみると、また新たな発見や別の考え方が生まれてきます。何をすればよいかわからない時にも、動いてみた後に興味が湧くこともあるかと思います。
 是非とも、皆さんには、日ごろ感じる興味や疑問の心を大切に、素直に自分と向き合って行動し続けていただければ幸いです。皆さんの若いパワーが新たな未来を切り開いていくことを楽しみに、応援しています!

亀山市役所にて(R5.8.2)

亀山市役所にて(R5.8.2)

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