教育学部附属小学校の河川防災教育が第25回日本水大賞「文部科学大臣賞」を受賞しました

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ドローンを活用して流域治水について探究する授業

 教育学部附属小学校が第25回日本水大賞の文部科学大臣賞を受賞し、6月13日日本科学未来館(東京都江東区)において秋篠宮皇嗣殿下のご臨席のもと表彰式が開催されました。
 文部科学大臣賞は、学校が主体になった活動、教育の振興にかかわる活動などの中から、特に優れたものに対して授与されます。受賞対象となった活動は、附属小学校の前田 昌志教諭が実践した、「ドローンを活用して流域治水について探究する授業」です。

  • 表彰式・受賞活動発表会の様子(R5.6.13)

    表彰式・受賞活動発表会の様子(R5.6.13)

 教育学部附属小学校は、2018年度から「流域治水」をテーマにした河川防災教育に取り組んでいます。主に津市を流れる一級河川・雲出川を題材にし、小学校5年生以上で、理科だけでなく社会科、総合的な学習の時間を活用した教科横断的な探究学習を展開しています。

  • 雲出川の空撮(R4.10.14)

    雲出川の空撮(R4.10.14)

  • 堤防(左)のスケールを体感する児童(R4.10.6)

    堤防(左)のスケールを体感する児童(R4.10.6)

 本活動の特筆すべき点は、ドローン映像を活用していることです。これまで河川のような大きなスケールの自然は、子供の目線からは全体像を把握することが困難でしたが、それを解決する「鳥の目」を取り入れることで学びの幅が広がりました。ドローン映像を効果的に活用しつつ、現地調査や人との出会いも大切にする子供たちの『生き生きと学ぶ姿』が特徴的な活動となっています。

  • ドローン映像を活用する児童(R5.5.12)

    ドローン映像を活用する児童(R5.5.12)

  • 河川授業の様子(R4.11.8)

    河川授業の様子(R4.11.8)

※日本水大賞とは
 日本水大賞は、安全な水、きれいな水、おいしい水にあふれる 21 世紀の日本と地球を目指し、水循環の健全化に資する水防災、水資源、水環境等の分野におけるさまざまな活動を対象に、社会的貢献度が高い、特に優れたものを表彰し、広く国民に発信することを目的として、平成 10 年に創設されました。

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