企業・組織用にSDGs取り組みの簡易評価のシートを共同製作(無料公開)しました

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

 SDGs取り組みの簡易評価のシートは、企業の方から「自社の業種としてSDGsの取り組みが進んでいるのか?また、SDGsの事業活動との関連について、評価をすることができないか」という意見があり作成しました。簡易評価シートの作成にあたっては、小規模事業者の特徴と業種に関連する目標項目を考慮して、三重県内の企業の環境活動に精通している、一般社団法人M-EMS(ミームス)認証機構(三重県版の環境マネジメントシステムの制度運営機関:https://www.m-ems.org/ )の無償協力を得て、組織が取り組むためのSDGsの17項目を考慮に入れています。

 評価項目には、企業経営分析でも広く活用されているSWOT分析の要領で、業種としての「機会と脅威」、SDGsという目標の成果を見出すために、環境マネジメントシステムを取り組み、現状分析と目標管理をすることで、「強み、弱み」を評価する方法をとしました。 SWOT分析とは、組織の状況について、S:強み(Strengths)、W:弱み(Weaknesses)、O:機会(Opportunities)、T:脅威(Threats)の4つの項目で分析する方法で、組織が戦略的に取り組むための方針が明確になります。  この評価シートは、数点の設問に回答して評価をする簡易的な手法を行っています。そのため、全ての組織の活動に合致する回答が表記されないこともあります。

入力について

 入力シートに、63(最大67)項目の設問があります。黄色のセルから該当する回答を選択します。

設問項目と設問数

  • 業種について(2~6項目)
  • SDGs登録制度について(1項目)
  • マネジメントシステムについて(9項目)
  • 雇用について(2項目)
  • エネルギーについて(2項目)
  • 資源について(3項目)
  • 具体的なSDGsへの取り組み(42項目)

結果について

 全ての回答をすると、結果SWOT表記に、SDGsの1から17の目標に対して、機会/脅威と強み/弱みの数値を表記転記され、右のグラフに表記されます。

 

図 結果の例

(自己チェックシート)SDGsのSWOT分析と期待の評価 (三重大学国際環境教育研究センター作成)202211.xlsx

留意事項と考慮事項

  • 設問項目の中で、業種の選択と、マネジメントシステムに関する設問で、「取り組みをしている」と各回答をすると、強みと弱みの差が出るような計算になっています。マネジメントシステムを活用することで、目標設定、計画運用、活動の評価などが実施できることから、業種として関連が多いと想定しているSDGsの項目に優位性(強み、弱みの強弱)を表すようにしています。
  • グラフに関しては、同じ様な評価点となった各SDGsは重なった表記がされますので、お手数をお掛けしますが、各自でグラフの項目をマウスなどでクリックしながら見える位置にずらしてください。
  • 本ファイルには、数点のシートを非表示にしています。評価するために用いたシートです。また、入力シートでは、E列~AM列も非表示としています。表示を開いて内容を確認いただいても結構です。
  • 使用する制限は設けておりませんので、ご自由に改変などいただき、活用いただければと思います。

 なお、本学としては、回答いただき得られる評価結果に関しては責任を負うことはできませんが、事業活動として課題が明確になり、解決策を模索する際には、是非とも本学のシーズをご活用いただき、企業のみなさんは、共同研究への発展や、従業員への環境教育・環境人材育成には、本学の科学的地域環境人材(SciLets(サイレッツ)育成事業)などもご活用いただきたいと願います。

  • 三重大学全学シーズ集
    https://www.crc.mie-u.ac.jp/seeds/
    本学の研究内容を公表しています。事業の課題解決のため、大学教員と共同研究を模索する際にご活用いただけます。
  • 三重大学科学的地域環境人材(SciLets(サイレッツ)育成事業)
    https://scienv.mie-u.ac.jp/
    環境に関することを大学教員などが、科学的に解説するオンラインのビデオ講義です。

TOP