2特集
「環境循環型社会に資する地域と連携した地域環境人材育成支援」プログラムの実施
- 4 質の高い教育をみんなに
- 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
環境省の「令和4年度教育機関と連携した地域再エネ導入促進及び地域中核人材育成研修」の公募事業に、国際環境教育研究センターの「環境循環型社会に資する地域と連携した地域環境人材育成支援」プログラム(代表者:工学研究科分子素材工学専攻・金子 聡教授)が採択されました。脱炭素社会の実現のために最大限の導入が必要な「再生可能エネルギー」事業にかかわる地域中核人材の不足は、多くの地域において課題となっています。また地域において、再エネ導入に関する知識を有する機関である教育機関と地域の連携事例も少なく、効果的な人材育成にまで至っていないのが実情です。こうした課題を解決するとともに、地域に根ざした取り組みを実施するため、再エネを導入する地域と教育機関の連携促進、専門性を持った新たな価値の創造に取り組む人材の育成、地域の脱炭素化のための視座を共有する教育機関およびユース世代間のネットワーク形成によって、持続可能な脱炭素社会の実現を目指していく必要があると思います。
令和5年1月13日(金)に、国際環境教育研究センターの立石 一希助教と学生の全22名が地域の再生可能エネルギーの現状を見学しました。また、本プログラムに関与する地域金融機関である北伊勢上野信用金庫から3名の参加がありました。「株式会社マツザキ・馬野川小水力発電所」、「株式会社青山高原ウインドファーム・新青山高原風力発電所」、「株式会社大栄工業・バイオガスパワープラント伊賀」の3か所の再生可能エネルギー関連施設を視察し、カーボンニュートラルや脱炭素に資する技術やシステムを学習しました。
本学の学生21名の中には、留学生が9名含まれており、再生可能エネルギーや環境問題への注目の高さがうかがわれました。
各施設の学習の様子
株式会社マツザキ・馬野川小水力発電所(R5.1.13)
株式会社青山高原ウインドファーム・新青山高原風力発電所(R5.1.13)
株式会社大栄工業・バイオガスパワープラント伊賀(R5.1.13)