7環境関連の取り組みと評価
環境負荷
- 6 安全な水とトイレを世界中に
- 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 11 住み続けられるまちづくりを
- 12 つくる責任つかう責任
上浜キャンパス総エネルギー投入量
令和4年度の総エネルギー量は、原油換算量で令和3年度と比較すると0.1%減少しました。
令和元年度に総エネルギー量の削減量が著しく進捗した要因は、省エネ積立金制度によって得られた資金を用いて契約したESCO事業によるところが大きいと考えられます。
大幅なエネルギー使用量の削減に与したESCO事業で行った運用改善の内訳(抄)は以下のとおり
- 病院における空調設備の熱源リアルタイム最適化制御(複数の熱源の最適運転)
- CGS排熱回収ポンプのインバータ調整
- 熱源台数制御の運転順序調整
- 外調機の運転スケジュール調整
- 吹出温度設定の見直し
その他のエネルギー使用量削減計画
- 新規設備機器導入時における高水準の省エネ設備の選択
- 屋上緑化、壁面緑化および緑のカーテンの実施による空調負荷の低減(建物温度上昇の抑制)
- 事務室なども昼休み一斉消灯
- COOL CHOICE期間の延長
- 夏期一斉休業の実施
月別エネルギー使用量
下のグラフは上浜キャンパスの総エネルギー(電気・ガス・重油)使用量を原油換算し、各月の使用量として示したもので、本学がエネルギー管理を行う際の基礎資料として使用しています。
令和4年度におけるアニュアルの推移をみてみると、冬季の冷え込みにより一時的なエネルギー使用量の高まりが認められるものの、総体的には令和3年度に比べるとエネルギー使用量が減少しました。
上浜キャンパス水資源投入量
上浜キャンパス廃棄物総排出量
令和4年度の廃棄物総排出量については、前年度より可燃物、不燃物、廃プラ・粗大ごみ等、古紙類とも増加し、医療用廃棄物のみ減少しており、廃棄物全体として増加しました。また、本学は令和4年4月1日から施行されたプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律における多量排出事業者となり、排出の抑制・再資源化などに関する目標を定め、これを達成するための取り組みを計画的に実施しています。
廃棄物処分場の確認
「三重県産業廃棄物の適正な処理の推進に関する条例」の規定に基づき、廃棄物の処理を委託した先の施設を往訪して保管および処分の状況などについて確認しています。
令和4年度は、産業廃棄物処分場について現地を確認しました。
計量所(R4.12.22)
受入場所(R4.12.22)
手作業による分別(R4.12.22)
ふるい機(R4.12.22)
廃棄物の現状と対策
環境マネジメントシステムの運用において下記のような紙の減量対策を行っています。
- 学内会議の資料の電子媒体化
- 稟議フローの電子化
- 不要書類の裏面活用
- 学内通知文書の電子メール化
- 各種資料の電子化と共通サーバーへの保管
廃棄物のうち、リサイクル可能なペットボトル・カン類・ビン類は分別収集し、資源化し売り払いしています。
エコステーションを設置し、牛乳パック・インクカートリッジ・エコキャップを回収して資源化しています。また、古紙回収コンテナを学内3か所に設置し、回収した古紙は専門業者に委託処理してトイレットペーパーとして学内に還元されています。